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旅する朗読・東海道中膝栗毛 練習会の巻

こんにちは。しかないかよこです。
2021年がスタートしました。
今年は「幸せFirst」で歩んで行こうと決めた私は「面白そう!!」と直感で感じたものに参加するよう心掛けています。自分の幸せを創り出す実践として試みているわけです。

元来、私は「石橋を叩き壊して渡らない」タイプです。「面白そう!!」と思っても「でも、やっぱり・・・。やめとこう」という思考パターンでした。しかし、この選択だと現状維持はできるけど、幸せになる機会を自ら逸しているのではないか? という思いに至りました。そこで、今年は「でも、やっぱり・・・。」と思ったら「やってみよう!!」と続けるように、意識をかえてみました。そんな私がビビっときて申し込んだのはこちら。

主催していらっしゃるのは、ことのはスクエア橋本恵子さんです。「ズームイン!!朝!」などの情報番組を担当された方です。

なぜ、この講座がビビっと来たかと言いますと・・・

1)主催者の橋本恵子さんのファン
フェイスブックなどで橋本恵子さんが発信される内容に日頃、感銘を受けています。毎週月曜日の朝8時に配信される声の定期便が私の一週間の活力の源です。

2)旅する朗読というキーワード
朗読は前から気になっていました。朗読が上手な友人に昔ばなしを読んでいただくと、とても心地よいのです。あんな風にお話を読めたらいいなぁと思っています。そして数年前のNHKドラマ「この声を君に」で朗読というものの楽しさや可能性を知り、興味をもっていました。(でも、このドラマを見たのは朗読ではなく、竹野内豊さんがきっかけでした。)

旅は好きですが、今のコロナ禍ではままならず。自分が好きな旅と朗読が含まれた旅する朗読というキーワードが気になりました。

3)日本全国からの参加者
それでも、なかなか申込に踏み込めませんでした。というのも、私はバリバリの関西弁です。朗読のドラマでも、みなさん訛りのない読み方でした。「朗読に興味はあるけど、関西弁を矯正するのはハードルが高いなぁ」と躊躇していました。ところが最終の募集案内に「Zoom開催なので、日本全国からご参加です」とあったので「地方の方もいらっしゃるなら訛りもOKだろう」と勝手に判断し、締め切りギリギリに申し込みました。

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講座では、まず、朗読の「基本のキ」を学びました。ポイントはたったひとつ「話すように読む」ことだそうです。これがね、難しかった。

テキストの一文を一人づつ読んだのですが、橋本さんが「OKです」「それは、ぎりぎりOK」とか「すこしうねっている」とおっしゃるのですが、私は違いがわからない。まるで、NHKのど自慢で出演者の鐘の数を予想しているような気分になりました。Zoom参加を良いことに、音をミュートにして、声に出して陰練(カゲレン)をしていました。
「よし、これで関西弁のイントネーションもなく、きれいな標準語やわ」と勇んで読んでみたら「関西のイントネーションですね。○○さんどうでしょうか?」とさくっと関西出身のプロの方に鐘の数ならぬ、合否をゆだねられました。

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正直、ガクっときましたわ。あれが、関西弁?東京弁になってない?と、頭の中は???でした。なんとか合格したものの、ますますわからなくなるばかり。「OKとそうじゃないとの違いがわからない」と思わず質問してしまいました。一文でもこんなに悩むのに、朗読は何ページにもわたります。「こりゃあ、至難の業だわ。軽く参加しすぎた」といつものネガティブモードに入りました。

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しかし、朗読の神様は私を見捨てていなかったようです。
今回の朗読はペアになって一章づつを読みます。私は先ほどの関西出身のプロの方(Yさん)とペアになりました。この方、流石プロです。最初の自己紹介の時には関西出身とはわかりませんでした。私は、だいたい一言聞くと「あっ、この方関西」とすぐに気づくのです。でも、Yさんはわかりませんでした。ペアになった時にその旨をお伝えすると「仕事柄、意識して標準語を使うようにしていますので」とのこと。反対に「東京に長くお住まいなのに、関西弁のままですね」と微笑まれました。私は意識して関西弁を話しているのではなく、標準語をしゃべる意識と努力をしないので、変わらずなだけなのです。

「どんな方とペアになるんだろう」と少なからず緊張していた私は、関西弁を許容してくださるお相手でホッとしました。実は「関西弁しかしゃべることができない私とペアになる方は申し訳ないなぁ」とかなり気になっていたのです。

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さらに「先ほどの一文の練習が難しかった」旨をお伝えすると、Yさんから「言葉には力があります。朗読の上手い下手ではなく、伝えたい気持ちを言葉に載せることが大切で、方言は問題ではない」とおっしゃっていただきました。確かに、橋本さんも「朗読は双方向のコミュニケーションで、自分が伝えたいことを相手に伝わるように表現すること」とおっしゃっていました。

先ほどの私は上手く朗読しようと必死で、やり方にこだわり、伝えたい気持ちを忘れていました。どうやって、上手く朗読しようかと頭を悩ませていた私は、Yさんからの声かけで大きく浮上することができました。心が軽くなり、ワクワクしてきました。

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その後、二人で担当の章をどのように朗読するか検討しました。私は朗読が初めてなので、ご迷惑をかけると思い「2つのパートにわけて別々に読むのが良い」とご提案しました。すると、Yさんから「それでは面白くないですよ。せっかく、弥次さん喜多さんのかけあいだから、どちらかを担当としましょう。上手い下手じゃなくて、伝えたい気持ちです。関西弁の弥次喜多でいきましょう」とおっしゃっていただき、またまた、天にも昇る心地になりました。

考えてみたら、講座は2回だけなので朗読のスキル向上を望めるわけがないのです。なんと図々しい考えだったのかと、今更ながら恥ずかしい。上手く読むことより、私の頭に描く弥次喜多の世界をお伝えすることが大切なんだと痛感しました。ついつい「相手に迷惑をかけないように」とか「上手くそつなくこなす」という思考が、一番大切なことを曇らせてしまいます。

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私たちが担当するのは、日坂宿の章です。「巫子(いちこさん)を通して亡くなった奥様も登場するセリフの妙が活きる章ですね。」とYさんと話をしました。
「どんな弥次喜多になるかしら?」と思うと、ワクワクしてきました。
私の伝えたい弥次喜多を第3回の発表までに求めて行きたいと思います。
参加する前は不安要素の多い朗読でしたが、とても楽しみになりました。
「石橋を叩き壊さず、渡って良かったなぁ」と思ったチャレンジです。
新しい出会いとその機会を作ってくださった橋本さんに感謝です。

橋本さんが早速、第1回の様子を綴っていらっしゃいます。


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