【家具の話|Yチェア(CH24)】北欧チェアの名品、Yチェア(CH24)を選んだ理由
こんにちは、シカマルです。
今日は一級建築士の話はお休みして、私の好きな家具の話をしていこうと思います!
年末に建築士合格の自分へのご褒美として購入したYチェアについてです。
納期がかかるため、まだ手元に来ていないですが届くのが非常に楽しみなイスです。
なぜイスなのか
イスというと多くの人が生活のための道具と認識している方が多いのではないでしょうか。
最近でこそコロナ禍の影響で家の中にいる時間が増え、イスにお金をかける人も増えてきたかなと思います。
イスがあることで、そこが自分の居場所になり日常の中で多くの時間を過ごす空間になると思います。
自分の好きなイスに座ることで、その空間の質を高めることができると考えています。
「なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか」(小澤良介著)でも書いてますが1日の中で長くいる空間を彩ると幸せに結びつくというのはすごくいい考え方だと思います。
とても面白い本だったので、下にリンクを貼っておきます。興味のある方はぜひ!
Yチェア(CH24)って何?
北欧家具の中でも不朽の名作と言われるYチェアはハンス・J・ウェグナーという人がデザインしたイスです。
このハンス・J・ウェグナーは20世紀を代表する家具デザイナーの一人で、500脚以上の椅子をデザインしたイスの巨匠と言われています。
ハンス・J・ウェグナーの作るイスはアルネ・ヤコブセンを始め様々な建築家たちに愛されてきました。
話は戻りYチェアですが、曲木製のアームと背もたれが一体化になっている、当時としては斬新なデザインを採用しています。Yチェアと呼ばれる所以となったY字型の背もたれが安定感と心地よい使用感を与えています。
Yチェアは中国の「圏椅(クァン・イ)というイスからインスピレーションを受け、1950年に制作されました。
誕生から70年近く経つ現在でも世界中で愛されているのがYチェアです。
Yチェアの魅力
1|美しいデザイン
Yチェアは360度どこから見ても美しく感じるのというのが魅力の一つでしょう。緻密に計算されたアームから背もたれにかかる曲線、それを支えるY字型の背もたれ、封筒編みされたペーパーコードの座面、それらが織りなす美しさは惚れ惚れするものがあります。
2|日本の家庭に馴染みやすい
木とペーパーコードで作られたイスのため、多くの家庭に馴染みやすいのではないでしょうか。
木の材質も白っぽい材質のビーチ、家具で使用されることの多いオーク、アンティーク感のあるウォルナット、他にもラッカー塗装されたものなど多くのバージョンがあるので、どのようなテイストのインテリアにも馴染みやすいと思います。
こんな黒いYチェアもあります!
3|座り心地の良さ
座り心地の良さを作り出しているのは、座面のペーパーコードです。
使っていくうちに使用している人のお尻の形に馴染んできて包み込むような座り心地になります。ペーパーというと破れやすそうというイメージを持たれるかもしれませんが、普通の紙紐とは違い、ペーパーコード1本に思いっきり体重をかけても破れることがないほど丈夫です。
とはいえ、天然のものなので10〜15年くらいが張り替えの目安と言われています。
最後に
Yチェアは金額は高い(仕様にもよるが約100,000円)ものの、世代を超えて子にも孫にも受け継いでいくことができる資産になるイスだと思います。
他にも色々と語りたいことはありますが、長くなってしまうので、Yチェアが自宅に届いたら書いていこうと思います!
ではまた。