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USCPA 一発合格のためのサブノート REG#8 ~Partnership~

※下記は理解を促す内容ではなく、直前期の振り返りや暗記用の内容です。

0)Partnership 概要

…Partnership 自体は税金を払わず、パートナー個人として納税する(Schedule E)=パススルー課税
…現金主義を使うことはできるが、パートナーの中に法人がいると不可

 特徴

  • 二人以上の人か法人が営利のために設立

  • 設立に当たって申請などは不要。Agreementだけで足りる

  • fiduciary relationship
    partnershipおよび他のpartnerの代理という考え

  • unlimited liability(無限責任)

  • 存続期間は有限(limited duration)

  • Partnership名義で財産を所有できる

種類

  • general partnership
    "Partnership"としか書かれていなければこれを指す
    パートナー全員が経営に参加し、無限責任を負う(general partner)

  • Limited partnership
    general partnerとlimited partnerからなる
    limited partnerは経営に参加せず、出資額上限で有限責任
    州への登録が必要
    general partnerが死亡・脱退すると解散
    損益分配は原則出資割合←agreementが無くても

パートナーの権利

  • partnership interest(持分)
    基本のイメージは株式と同じだが、持分を譲渡しても引続きパートナー、譲渡されてもパートナーにならない点が異なる

  • partnership property(財産)
    原則joint tenancy
    パートナー全員の合意が無いとassign(譲渡)はできない

  • right to participate in management(経営参加権)
    持分に関係なく経営に参加する
    重要事項は全会一致(unanimous consent)で決める
    ※unanimous consentが必要な事項
    ・admission of new partner(新規パートナーの加入)
    ・assignment property(財産の譲渡)
    ・shurety or guarantor(保証人になること)
    ・admitting to a claim(債務を承認)
    ・submitting to arbitrator(仲裁人に委ねること)

  • share in profit or loss
    agreementで決まってなければ、出資割合に関わらず等分
    agreementで利益分配割合だけ決まっていたら、損失も同じ割合で分配

  • パートナーはPartnershipにお金を貸せる

パートナーの義務

  • apparent agenyが成立したら、(あるパートナーが権限以上の行為で契約してしまい、第三者が信じたら)、Partnershipはその契約にbindされる

  • liabilityには無限責任を負う
    joint(共同責任)の場合と、joint&several(連帯責任)の場合がある
    あるパートナーが自分の分以上返済したら、他のパートナーに請求できる

  • incoming partnerは、加入前の債務には有限責任
    withdrawing partnerは、脱退後の債務には責任なし

Partnershipの終了

  • dissolution(解散)
    UPAでは脱退や死亡は解散原因になる
    RUPAでは解散原因にはならず、残ったパートナーで続けるかを決める

  • liquidation(清算)

    1. 財産の処分

    2. 債権者への弁済

    3. 出資金をパートナーに返還

    4. 余った分も足りない分もパートナーが負担する
      誰かが拒否したら残ったパートナーが負担する

Partnershipに類似した事業体

  • joint venture
    ある目的のために二人以上が集まった事業体
    fiduciary rerationshipがあるとは限らない

  • Limited liability partnership(LLP)
    有限責任のPartnership

1)設立

・設立当初の持分のBaisis

Cash/Service/PropertyのBasis +recognized gain - boot(解放された債務含)

・Cashで出資の場合

 …非課税、Basis = cashの金額

・Serviceで出資の場合

 …課税(働いた対価だから)、Basis = serviceのFMV

・Propertyで出資の場合

 …原則損益を認識しない
  ex)FMV150$,Basis80$のPropertyを渡して、interest 150$を受け取っても
   realized gainは70$だが、recognized gainは0
 ※債務付きのPropertyを出資して、解放された債務額>PropertyのBasisなら
  益を認識する
  
↑ただし、Partnershipなので持分割合分は債務は追い続ける点に注意
  ex)Basis 40$ FMV 100$ Mortgage 70$のPropertyを出資し、20%分の
            interestを得た場合、70$×80%=56$の債務から解放され、
    Basisを超過している分の56-40=16$がrecognized gain
    なお、持分のBasisは、40+16-56=0
 …Basis = 出資したPropertyのBasis
 …Holding Periodは出資したPropertyのものを引き継ぐ

2)所得税の計算

①schedule Kの作成

Partnership のI/SからSeparately stated itemsを抜き出して転記する
Separately stated items
 …rent, dividend, royalty, interest income, capital gain/loss, 1231条費用,
 179条費用, charitable, foreign income tax, tax exempt income

②Form1065の作成

separately を除いたI/SでOrdinary Incomeを算出して転記
infomation return(情報申告)用途

③Schedule Kの完成

①に②を追記する

④K-1の作成

持分比率によってSchedule Kを按分したものを各パートナーに配る
※課税所得のうち20%上限で控除可
 ex)taxable income が150$なら30%控除でき、120$が課税される
※Lossの金額のうち、持分のBasis額までしか控除できない(at risk rule
※guaranteed payment(補償支払額):パートナーに払う給料
 └ 個人としてはordinary incomeに加算(Form 1040)
  └ 会社としては、経費にしてordinary incomeを減算(Form1065)

3)持分のBasisの調整

1)で決まった設立時のBasisに
+ capital contribution(追加出資)
- distribution from partnership(パートナーからの分配)
+ PartnershipのIncome(tax exempt incomeも含む)
ー Partnership のloss
+ 負債の増加分
ー 負債の減少分
※持分で按分するのを忘れずに

4)関連納税者間取引

Partnershipの持分を50%以上持っているパートナーとの取引は
損失を認められない(控除できない)←Gainは認識する

5)Taxable year

合計したら持分50%超になるパートナー達のtaxable yearが同じ
➡合わせる
 >持分5%以上のパートナー達のtaxable yearが同じ
  ➡合わせる
  >持分×繰延できる月数が一番小さくなるtaxable yearにする
※444条を選択すると、上記以外のtaxable yearも選べる

6)termination(Partnershipの解散)

パートナーが一人になった時、Partnershipの事業がストップした時に解散
合併や分割の時は、持分50%超のパートナーが属するPartnershipが残る

7)Distribution(分配)

Partnershipは分配時に損益認識しない
パートナー側は分配のされ方によって損益認識の仕方が異なる

8)持分の売却

investmentなどと同様に、売価-持分のBasisがcapital gain/lossとなる
※売却したことで、債務から解放された場合
 解放された債務分もcapital gainとする
※以下の債権が合ったら、その分はordinary gain にする。
 └ unrealized receivables:サービス提供済みだが、cash inしてない債権
 └ appreciated inventory:含み損を有する棚卸資産

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