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シカク運営振り返り記 第36回 Bがいなくなる その1(たけしげみゆき)

2017年10月、Bが店長を辞め、私と離婚して出て行くことになった。

そうなった直接の原因はーーギリギリまで悩んだがーーあえてここには書かず、読者のご想像にお任せしようと思う。
理由はいくつかある。別に隠しているわけではないし知人には普通に話しているが、インターネットで公開するには少々内容がデリケートすぎること。あまりに話が濃いため省略が難しく、内容的にもボリューム的にも連載全体を食ってしまいそうなこと。
そして一番は、今となってはこの直接の原因について一切何も思っていないどころか、関係者各位に心底感謝しているからだ。それがあったから、この連載で散々書いてきた地獄のモラハラ生活から解放されたし、人生が見違えるように楽しくなった。いくら感謝してもしたりない。なのでこの件についてことさらに書き立て、私が今でも怒りや悲しみに煮えたぎっていると誤解されるのは私としても本意ではない。
また、この原因そのものがお店の運営と関わっているわけでもない。なのでズッパリ省略させていただくことにした。

なんだよ期待してたのに……と拍子抜けした方もおられるかもしれませんが、大丈夫です。
先ほど「何も思っていない」と書いたのは、あくまで直接の原因に対して。その直接の原因なんてのは、まあ濃いとはいえどよくある話。
でももっと別のことに対して、私は今でも激烈に爆ギレしている。この怒りはたぶん一生、少なくとも私がシカクを続けている間は消えないと思う。そしてその件は、シカクの運営とも大いに関係している。
というわけで、その話をこれから数回にわたって書いていく。

(興味のない方は「色々あってBがいなくなってたけしげが代表になった。2店舗目のギャラリーは消滅してシカクだけに戻った」ということだけ覚えてもらえれば、以降数回分は読まなくてOKです)

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