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中小企業診断士を取得することのメリット・デメリットまとめ

「年収を上げたい」「キャリアアップ転職したい」「はやく昇進したい」このように考えるサラリーマンなら、これらの目的を達成させるための手段の1つが中小企業診断士取得だということは理解していると思います。

ただ、中小企業診断士はコンサル系の資格であるという概要は知られていても、実際に合格することで得られるメリットはよく知られていませんよね。

この記事では、実際に中小企業診断士を持っている著者が、合格したことで感じたメリットをまとめました。


参考
中小企業診断士を取得する本当のメリット・デメリット


中小企業診断士を取得する本当のメリットまとめ

難易度に見合った価値はある!「仕事で役に立っている資格」ランキング1位!!

中小企業診断士は独占業務がないので「食えない資格」「取る意味がない」と陰口を言われることがあるのも事実です。


業務独占資格(ぎょうむどくせんしかく、occupational licensing)とは、ある業務に対して、ある資格を有する者のみが行うことができる旨の法令の定めがある場合における、その資格をいう。


メリットがわかりにくいが故にそういった目に合いやすい中小企業診断士ですが、実際は実践的でメリットだらけの優秀な資格です。


管理職として必要な知識を体系的に学べる

中小企業診断士二次試験の難易度

中小企業診断士の試験範囲は非常に広いです。

一次試験では、

・企業経営理論
・財務・会計
・経済学・経済政策
・運営管理
・経営法務
・経営情報システム
・中小企業経営・中小企業政策

二次試験では、

・事例 Ⅰ 組織(人事を含む)を中心した経営戦略・経営管理
・事例 Ⅱ マーケティング・流通を中心とした経営戦略・経営管理
・事例 Ⅲ 生産・技術を中心とした経営戦略・経営管理
・事例 Ⅳ 財務・会計を中心とした経営戦略・経営管理

このような幅広い能力を求められます。

二次試験は論述式なので、インプットだけでなくアウトプット力がかなり試されます。

ここで身に付く能力は、これまで携わってきた仕事の質が上がるのはもちろんですし、

「事業計画書の作成」「資金調達」「人事制度作成」「資金収支計画」などの会社の中枢への参画も考えられます。

さらに、中小企業診断士は管理職として評価されるための知識を身に着けられるだけでなく、会社運営に携わる経験を経て独立も視野にいれられます。


また、優秀な管理職は中小企業診断士をもっていなかったとしても、これらの知識を身に着けていることが多いです。

その優秀な管理職と同じ目線で物事を考えられれば、「本当は何を言いたいのか」「どのような意図で行動しているか」を察することもできるでしょう。

察することができれば先回りして動くこともできますよね?結果的にあなたの評価も上がり昇進が近づきます。


自分に能力が足りない分野に気付ける

中小企業診断士の副教材二次試験向け

幅広い試験範囲に触れると「自分がどの分野の知識・思考力が弱いのか」ということに嫌でも気付けます。

これまでSEとして活動してきた人は運営管理の知識はないでしょうし、営業や販売部門にいた人はBS・PLなどの財務の知識は持ち合わせていないでしょう。

将来もずっと同じ内容の仕事を続けていくならそのままでも問題ありません。

しかし、昇進・昇格・独立を目指すなら中小企業診断士ほど適した資格はありません

試験勉強を通じて自分の能力を客観的に見たときに、次にレベルに到達するために必要な能力が理解できます。


考え方の考え方を学べる(ロジカルシンキング)

二次試験対策に必要なテキスト

一見「何言ってるんだ?」と感じるかもしれませんが、非常に重要なポイントです。

中小企業診断士試験は単なる知識の暗記では合格できません。

合格に必要なのは「知らないことでも正解に近づくための考え方」です。

これが他の資格じゃ絶対に得られない中小企業診断士の圧倒的なメリットです。


弁護士でも税理士でも社労士でも、試験に合格するために必要なのは知識の習得です。

知らない問題に直面したときに、経験がなくてもそこで止まらず、解決策を論理的に考え、解決に向けて動ける能力は仕事で結果を出すためには必須の力です。

中小企業診断士二次試験ではこの能力が嫌というほど鍛えられます。

しかし、この能力こそ


「勉強のできるバカ」ではなく「地頭が良い人」と評価されるポイント


です。

突発的なエラーにどれだけ迅速に正確に対応できるか?壁にぶつかったときにどうすれば効率的に超えられるか?

その源泉となるのが「考える力」です。

広い範囲を体系的に学習できる中小企業診断士は、考え方の考え方を習得できる唯一の国家資格です。


中小企業診断士を取得するデメリット

勉強時間を確保するのは根性

中小企業診断士を取得するデメリットについてですが、正直「合格するまで非常に大変」くらいしかありません。

合格までの平均勉強時間は1300時間だと言われていますし、予備校に通う場合約30万円ほど費用がかかります。(通信講座なら5~6万円)


勉強を始める前と後で同じリズムで生活をするのは困難でしょう。

勉強時間を1300時間も捻出するのは並大抵のことではありません。

本気で勉強するだけでなく「仕事とのバランス」「家族とのコミュニケーション」との兼ね合いもあります。


更に、中小企業診断士試験は年に1回しか実施されません。

本気で勉強すればするほど、試験直前は仕事が手につかなくなるほどそわそわすることでしょう。

これらを乗り越えなければならないことがデメリットだと言えます。


結果として昇進・昇格・転職・独立がしやすくなる

TACと通信講座を比較して

これまで触れてきたように、中小企業診断士になるメリットはデメリットとくらべて圧倒的に多いです。

合格するまで早ければ早いほど生涯リターンは大きくなります。

もしあなたが「中小企業診断士を目指してみようかな…?」と考えているのなら今すぐ動き出しましょう!


資格GEEKSでは中小企業診断士を目指す人のために情報を発信しています。

短期合格のためにぴったりのテキストなども比較・検証しています。

ぜひ参考にしてください。

中小企業診断士のテキスト徹底比較


参考
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