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1つのことに集中するべきか否か? ◯◯で考えると分かる

シングルタスクとマルチタスクという言葉があるように、1つのことに集中して取り組むべきか? 複数のことを同時並行して取り組むべきか? どっちが正しいの? という論争(?)があります。

あなたはシングルタスクとマルチタスクでいうならどっち派ですか?

今日は個人的に「なるほど」と思った考え方をシェアします。結論はズバリ、

「年月」で考えてみると2つの差がよく分かる

です。

分かりやすくするために、まずは短期的な日数で複数の取り組みを計測したケースを考えてみます。

それぞれ対処に9時間かかるAとBとCの3つの取り組み

1日に3時間ずつ振り分けて3日後にすべて完了するのがマルチタスク。一方、1日目にA、2日目にB、3日目にCと集中して完了させるのがシングルタスクです。(あくまで単純計算です)

これを年月に換算すると、

  • 3年後にすべて完了するのがマルチタスク

  • 1年後にとりあえずAが完了するのがシングルタスク

まだちょっと分かりにくいですね? たとえば取り組みに「スキル」というテーマを割り当ててみるといいでしょう。それもそのスキルを使って収入を得たい(増やしたい)、などの目的がある場合に限ります。

すると…3年後に3つのスキルが手に入るより、1年後に1つでも手に入っていたほうが早く目的を達成できます。

あるいは1年後に海外旅行に行くという明確な目標があるなら、1年後に1つでも語学を習得している切羽詰まった必要がありますよね。

また、仮に1年→3年かかるとしたら。1つのスキルが身に付くのに3年要すところ、マルチタスクを選ぶとすべて身に付くのに9年かかるわけです。約10年です。これは途方もない。

1つのスキル習得に3年というのは妥当だと思います。それが取り組み方1つで目的の達成に大きく影響するということです。

さらに面白いことには、物事には難易度や「シナジー」(相乗効果)があります。

たとえば、エクセルの習得に3ヶ月かかったからといってワードの習得もパワーポイントの習得にも同じだけかかるか? というとそんなことはありません。

一般的に、エクセルがもっとも難易度が高いのでそれ比べればその他2つは習得が簡単です。また、エクセルの操作“勘”というべきものが体得できればワードにもパワポにも応用できると思います。

僕は日本語しか話せませんが、マルチリンガルの人は1つの言語を習得したらやはり“勘”のようなものを身につけて次々にほかの言語も習得しますよね。

シングルタスクとマルチタスク、どちらが善でどちらが悪でという一方向の話ではありません。向き不向きもあるでしょうし。

ただ、今まで惰性で取り組んできていて見直す価値があるのなら、

長期的に考えてみてその取り組み方は妥当か?

と考えてみてはいかがでしょうか?


「考えがまとまらない〜!」「整理できない〜!」という方は、無料相談でお手伝いしますよ。なぜか僕にご相談いただける方はそういう人が多いのです。


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