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当たり前のことしか書いてない?

先日、日頃から活用しているある本のAmazonレビューを見たら、結構散々なことが書かれていました。「2千円出してまで買う価値はない」だの、「当たり前のことしか書いてない」だのと。

もちろん、本当に拍子抜けする本もあることはあります。けれどそういった本は「当たり前のことしか書いてない」ではなく、そもそも話題にならないからレビューすらつきません。

一方で、僕は「買う価値はない」といわれている本をフル活用しています。当たり前の基本こそが大切だと思っているから。

「当たり前のことしか書いてない」という人の多くが、ノウハウ・裏技・“うまいやり方”だけを欲している人間です。情報を横並びにして手に取っては、「これは使える」「これは使えない」と批評するだけ。

そうして「知っている」フリをするのですが、ノウハウ・裏技・“手っ取り早いやり方”を、本当の意味で「活用できる」わけではないんです。なぜなら彼らの焦点にあるのは、「面倒なことをしたくない」から。なので、「知っている」どまりなんですね。

何事も「できる」まで身につけようと思ったら、時間も手間も使います。向き合いたくないこともあるでしょう。それでも、できるまでやり続けた人しか、今回でいう本に書かれているスキルを使いこなすことはできないのです。

たとえ「当たり前のこと」ばかりが書かれていても、本当に本1冊を自分の血肉に変えられる人は、「ここは知っていること」「ここは知らなかったこと」と振り分けをして、どんな本からでも「できること」を吸収していきます。

「当たり前のことしか書いてない」「それは知っているから」と、ちゃんと吟味もせずに決めつけてしまうのはもったいないと思います。「知っている」と「できる」の間に天地の差があることを理解して、ちゃんと自分に落とし込んでいきたいものです。

また、そのようにしてはじめて、“手っ取り早いやり方”の価値も分かるのではないでしょうか。



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