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人はなぜUターンするのか?
Uターンに大それた理由など必要ない。
都会にいる理由がなくなった=生まれ故郷に帰る理由でいい。「もういっか」。それくらいの気持ちで、田舎にUターンすればいい。帰れる場所があることは幸せです。
理由なんて求め出すと、一生どっちつかずになる。
僕の周りのUターン経験者は、総じて楽しそうですよ。「都会で夢破れて」なんて思っちゃいない。「給料が…」なんて思っちゃいない。
地元・香川県高松市で今年初の雪を観測しました。昨日はまぎれもなく2022年最大の寒波。体の芯から凍えそうな寒さでした。
ふるえるほどの寒さを経験すると、自分が地元にUターンしてきた季節のことを思い出します。もう、まる2年になります。
田舎に帰ってきた季節は、寒くて寒くて仕方がなかったです。寒さの質が違うのでしょう。
気温は大して変わらないはずなのに、数日前までいた東京よりグッと寒く感じる。体の芯の部分が、どれだけ温めても温まらない。
これ、Uターン経験者は結構感じるみたいですね。季節の質の変化に、すぐには体がついてこない現象。
季節に体が慣れていくに従って、離れていた間のモノクロの記憶が、また色彩豊かにカラーリングされていきます。「そうそう、こんな街だった」って。
自分と同じUターン経験者に会う機会は、割と多い気がします。
でも「なんで帰ってきたんですか?」と聞くと、あまりはっきりとした理由はないらしい。まして大義名分なんてない。
帰ろうと思ったから帰った。それだけ。そこにドラマチックなストーリーを求められても、困る(笑)。
「帰ろうと思った」ときがタイミングということでもあります。
地方出身者は、一度は都会に出た方がいいと思っています。「出る」方は、逆に若いうちに経験しないと、どんどん契機を失ってしまいます。仕事・社会・家庭と背負うものが大きくなっていくから。
身軽なうちに外に出るべし。そしてマチ(都会)の感覚を持って、我がマチ(田舎)にアジャストしていく。還元していく。それは、個人が我がマチに対してできる大きな地域貢献です。
仕事をしていても「この商品、このサービスを人はどう感じるか?」という議論になったとき、都会と田舎という2つの視点があるだけで強みになるものです。
僕たち個人に明確な「帰る理由」がなくても、我がマチ(田舎)にとって帰ってくる人はそれだけで大きな価値になるわけです。
大丈夫。歓迎されていますよ。繰り返しますが理由を求め出すと帰れなくなります。
都会にいる理由がなくなった=生まれ故郷に帰る理由でいい。
「もういっか」は兆しです。我がマチ(田舎)の方から、呼ばれているのかも。
追伸)
「田舎に帰って何か始めてみたい」という漠然とした想いを持って悶々としているなら、ぜひご連絡ください。同じ経験を持つ人間として、共有できることがあると思います!
■発信者・大鹿のプロフィール
起業家さんや経営者さんの『才能を100%引き出すこと』『才能を発揮できるあり方を見つけること』が活動理念です。
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