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お前がどこ行った?

目標は一歩も動いていないという教訓について。ただし、教訓を得たのは若干アホなエピソードによるものなので、大目に見てやってください。

誰にも話していないことを正直に告白します。

見失って気が動転しました。

いつもの散歩道、気づけばかたわらに犬がいない。というかオレ、犬のリードすら持っていない。なんで?

時刻は19時が差し迫る頃。そばには県道、歩くは左右に田畑が広がる住宅道路。ポケットライトは持っていたけども、田舎道につき電灯が乏しくパッと見、犬は見当たらない。

サ〜ッと血の気が引きました。

考え事をしていたために、犬をどこかに忘れてきてしまったようです。そばには交通量の多い県道があります。もし飛び出したりしたら、ヤバい!

ここ数年、なかなか発揮した覚えのない全速力でそこら中を探し回るのですが、愛犬は見当たりません。

走り回りながら、この犬を誰よりも愛す母親の顔が浮かんだり、その日の夜に予定していたことや明日の予定の調整などなどが頭の中を駆け巡ったり。

急いで自宅まで帰って、自転車を持ってこようか? いや、そんなことをしている間に犬が遠くに行ってしまっては…?

ふと、20分ほど前に彼がウンチをした場所を思い出し、戻ってみることにしました。お気づきの通り、犬はそこにいたのですが、オレ、どんだけコイツのことを忘れて歩いてたの? という距離(汗)。リードも持たずに。

いました。

ちょこんと座して、微動だにせず僕を待っていました。飼い主が自分を置いてどこかに歩いていくのを見て、不安だったでしょう。

「僕は、どうすればいいの?」と。

どこかに好き勝手歩いて行っていなくなってしまう。僕はそう考えてしまった自分を恥じました。犬からすれば、「お前がどこ行った?」という話ですよね。

だいぶ飛躍した話かもしれませんが、目標もまったく同じで。

地に足がつかず、目標を見失っているときってありますよね。歩き始めたときは遠かったからこそハッキリと見えていたのに、近づくほど登り方に右往左往してしまうときがある。

場所によっては覆いが被さって、今いる位置からでは見えなくなることもあります。

でも、目標さんサイドからすれば、何も変わっていない。「お前がどこ行った?」という話。

めんどうくさがらずに元来た道を戻ってみれば、またハッキリクッキリ目標が見える場所があります。どれだけ、暗がりの中にあっても。

立ち止まって考えるのが大事だとよく聞きますが、立ち止まる場所をどう考えるかも大事かもしれません。思いっきり引いた方がよく見えるのか?

今度は愛犬のリードをしっかり握りしめながら、そんなことを考えて帰路に着きました。

・・・なんていう美談ではなく、犬を放っぽり出してひとり歩いていた距離の長さに自分で自分に呆れながら帰路に着きました。

この話は、家に着いてほっと胸を撫で下ろし、食事中に考えたことです。家族にも話していません(苦笑)。

内緒にしてください。


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