経験知こそがその人の価値になる！
―ネットであらゆる情報が手に入るようになったのは便利ですが、「検索すれば分かる」ことを知っているのと、実際の「経験知」はまったく違うもの。表には見えないけれど、その人の経験知を欲している誰かは必ずいます。あなたが持つ経験という常識は、他人にとっての非常識かもしれません。
約1ヶ月間通っていた「かがわ創業塾」を、先日終えました。創業に必要な知識を得られるということで、自分が疎かった財務関係・補助金についてなどを知ることができ、個人的には通った価値があったなと思います。
「開業しよう」とゆるやかに決めてから、地元香川県内にどんな機関があるのか調べ、銀行のビジネスマッチングやシェアオフィスやなんだ…と、ひと通り話を聞きに行きました。
香川県は県の政策により、ある程度さまざまな機関の情報が包括的にまとまっていると感じます。それでも、「じゃあ、開業のとっかかりはどこで話を聞けばいいのか？」というと、そもそも何を身につけなきゃいけないのかすら分からないので、ネットで調べまくりました。
おかげさまで、香川県内で開業するにあたってどんな機関があってどんなことに協力してくれるのか、経験を通して人に話せるレベルになりました。
昨日、地元で知り合った方と初めて話す機会があったのですが、その方も将来的に開業をしたいという目標を持たれていました。
ただ、
・開業は夢だけど、どうやって情報を集めればいいのか分からない
・ネットは情報が溢れすぎていて、何を参照すればいいのか分からない
ということから、足踏みされていたようです。
めっちゃ気持ち分かりました(TT)
まさに半年前の自分です。僕は幸い、動ける時間があったので自分で情報を取りに行けましたが、日々の忙しさから、それができない人もいる。
無料で開業相談に乗ってくれる香川県よろづ支援拠点の存在や、僕が通っていた創業塾、銀行の役割などなどをお伝えしたら、「まさに自分が求めていた情報だ！」と、とても喜んでくれました。
こんなものなんだ。
知りたいことがあったとしても、「情報が溢れすぎていて、調べるのもひと苦労」なんです。いろんなサイトやSNSを参照して時間をかけて探すより、経験者に聞いた方が早い。「実際どういうところが良く、どういう点に課題を感じたのか？」評価も聞くことができる。
「香川県 創業」などと検索すれば、情報を得ることはできます。でも、“いま、当人がいるステージ”に必要な情報をピンポイントで収集していくのは、多大な労力なんですよね。
自分が経験して得た常識は、他人にとっての非常識。僕は開業のプロでもなんでもありませんが、一歩だけ先ゆく人間の情報が、ある人にとっては大きな価値を持つことがあります。
表には見えないかもしれませんが、あなたの経験を欲している人は必ずいるのです。
これこそが情報の価値であり、「検索すれば分かる」ということを知っているのと、「経験知」を持っていることの大きな違いだと思います。
「経験知」をいくつ持っていて、誰に生かすことができるのか？
「経験知」を深く・具体的に掘り下げていくことで人との関わり合いが増え、人生や仕事はもっと面白いものになっていくのではないでしょうか。
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