見出し画像

ネガティブ(を成功に導く)フィードバックです

From:大鹿一也


おはようございます。

昨日、マーケティング体質になるには「お試し主義」が大事、というお話をさせていただきました。


今日は付け加えてもう1点、大事なことがあるのでお伝えします。


私たちの脳は物事の「失敗」蓄積と「成功」蓄積を並列で扱います。

そして失敗は次に同じ失敗を起こさないように、成功は再現できるように作用していくのだとか。


なおかつ、失敗は都合よく忘れる機能もあります。成功という心地いい経験だけを残す。


これを「ネガティブフィードバック」と言います。もうなんか、言葉のイメージがよくないわけですけれど。


バッティングの練習をしていて、打ち損じた記憶ばかりが積み重なっていくことはないですよね? むしろ少しでも前に飛んだ、という小さな成功が上手に頭に刻まれるようになっています。


人間ってよくできていますね。


でも、、

「自分、手痛い失敗体験がずっと頭に残っているんですけど」という人もいるハズ。私もありますわ…(苦笑)。


バッティングのようなある種、単純な作業と違って感情が伴う複雑な物事ほどこういう現象が起こります。


過去の失敗を引っ張って実力が十二分に発揮できない。および腰になって前に進めない。ですとかね。


これは何が起こっているのかというと、失敗という「事実」はとっくに過ぎ去っているのに、思い出すたびその「解釈」に振り回されているということ。


悪い解釈を事実としてさらに上書きしてしまっている、とも言えます。


なので、こればっかりは訓練するしかありませんが、「事実と解釈をしっかり分ける」ことが必要だと思います。


「ネガティブフィードバック」だなんてたいそうネガティブな言葉ですが、本来は失敗=お試しを未来に生かすための修正機能なわけです。

大事なのはネガティブの部分じゃなくてフィードバックの部分。


営業活動をしていて売れなかったとき、売れなかったという事実(原因がある!)と売れない自分に対して嫌になるのは別のことなんですね。


売れなかったとき、実はあなたの脳は「どうやったら売れるのか」ということを考えて修正したがっている。ウズウズと虎視眈々と次の機会を待っている。


失敗も捨てたもんじゃないですね(苦笑)。だから「お試し主義」なんです。

前回も書きましたが「失敗」という言葉はその字面のイメージがなにしろよくありませんので、あまり使わないことをオススメします。


さぁ、今日もお試し主義でいきましょう!


<関連リンクリスト>
最初に読むのはこの記事「価値という言葉を言語化できる?」
価値創造マガジン『付加価値の魔導書』
ビジネスコーチングのご相談はこちら
全国10支店・20名以上の専門家でマーケティング支援「ISY」
地元FM番組をポッドキャスト化『かがわコミックラジオ』

いいなと思ったら応援しよう!