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社会課題の解決は素晴らしいが…
おはようございます、大鹿です。
ここ数年、よく耳にするようになった「社会課題解決」「ソーシャルビジネス」。
自治体や一般企業が支援をしない、未着手の課題に手を差し伸べる活動は素晴らしいと思います。
これらの携わる人はパッションが人並外れていて行動力も尋常じゃないのですが、誤解を恐れず言わせていただくと「想いが強すぎる」人もいます。
「この問題を解決すれば社会はきっとこう変わる!」
社会課題を的確に射抜いてビジネスを成り立たせている人もいれば、一方で「きっと○○」という仮説と事実を混同しているケースも多くて。
私が関わってきた人にもやはりそういう方が多かったです。悪く言えば独りよがり。
「どうすれば事業として成り立つのか?」という相談をいただくこともあります。でも私の中には答えはなくて、
1人でも多くの困っている人の「ニーズ」
を聞くしかない。ニーズがクリアに見えていないと、社会課題であろうと一般のビジネス課題であろうと的確な解決はできないと思う。
ソーシャルビジネスをけなすつもりはまったくありません。本当に尊いことをされています。
けれど人は、残念ながら遠い未来のことよりも目の前の不便を解決したいし、社会よりまず個人の問題を解決したい生き物です。まず自分が満たされないとその先のことは考えられない。
「自分たちは素晴らしい活動をしているのだから、共感してくれる人を集めたい! 企業にはスポンサーになってほしい!」(そしてビジネスを成り立たせたい)
これまたあるあるで聞かれることなのですが、共感をすぐさまお金に変えるのもヒジョーに難しいと思います。疲弊します。
まずは目の前の誰かや何かのニーズを見つけ、課題を解決すること。たとえ社会問題を扱っていなくてもこれも立派な社会の課題解決だし、ソーシャルだのそうじゃないだのに分ける必要はないのかなぁと。
(こういう言葉を生み出すのはだいたい、メディアやマーケッターの仕業です笑)
みんながみんな誰かの役に立っている。難しく考えず、それだけでいいのではないでしょうか。
※個人の意見です。
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