「正しい」ってナンだ??
おはようございます、大鹿です。
正しい「っぽい」情報に惑わされていませんか?
最近、私が立て続けに人から聞いた正しい「っぽい」情報。その一部がこちら。
・飲食店オーナー:Googleマップのクチコミ返信に「キーワード」を入れるとお店の検索順位が上がる
・起業家の方:InstagramのFF比?(フォロー数とフォロワー数の比率)はフォロワー数を多く見せるように
私もWebマーケティングに関わる人間の端くれですから、このようなことは山ほど見聞きしてきました。でもなぜそれが「正しい」のか、ちゃんとした説明ってないんですよね。
Googleマップのルールブックのクチコミ返信のページを見ても、「キーワードを入れるといい」とは書かれていません。(むしろGoogleは恣意的にキーワードを入れることを嫌う)
フォロー数1,000人に対してフォロワー10人だとしたらアカウントが「怪しい」ためだと思いますが(苦笑)、多少フォロー数が多いところでそこまで人は気にするでしょうか?
(人は他人をちゃんと見ていない)
インターネットの世界だと、このテの根拠のよく分からない情報は「マーケッター」と呼ばれる人が仕掛けます。
新しいSNSが出てくるたびに「Facebookはもうオワコン」だなんて言う。でも、Facebookは毎週のように機能アップデートされていて現役バリバリです。
正しい「っぽい」情報ってたいてい、
「きっとそうだろう」という曖昧な展望とか
流行らそうという意図があったりとか
大事な何かを隠すためのカモフラージュであったりとか
必ず裏があるものです。巧妙に。
でも、本当に正しいことはインターネットにおけるGoogleしかり、作り手やプロバイダー(提供者)が発信する情報の中にしか真実はありません。
解釈しやすくなるように第三者が補足することはあるでしょうが、正しいのは一次発信者の情報だけ。
それを見ずしてなんでも鵜呑みにしていると、「この人が言うから正しいんだろう」みたいに、盲目的に情報を信じるようになってしまいます。判断基準を破壊されてしまう。
1人の人間がすべての情報に精通するのは物理的にムリです。
だから手っ取り早く二次ソースの情報を頼りにしたくなる気持ちももちろん分かるのですが、一方で受け取る側も「調べる」というひと手間を欠かしてはいけないのでは?
InstagramのFF比?の問題よろしく、正解の「ない」問題もありますが、ないならないでそれでいいんです。
「こういう考え方もあるしこういう考え方もある」。性急に答えを求めず、両軸で物事を考えられる力も大切なのではないでしょうか。