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『平成仮面ライダー』に目覚めたきっかけ
僕が持っていた特撮のイメージを塗り替えた『仮面ライダーアギト』
『平成仮面ライダー』に目覚めたきっかけは『仮面ライダーアギト』だ。これを見ていなければ、平成仮面ライダーを今に至るまで見てこなかったかもしれない。
どういったところに惹かれていったのか、まとめてみました。
当時見た記憶を元に書いていくので、ストーリーや設定等で間違っている内容があっても大目にみていただけると助かります。
※ちなみに初めて見た時点ではクウガを見ていません。
仮面ライダーアギトとは
沖縄の海岸に謎のオーパーツが漂着するという出来事を境に、人々が不可能犯罪によって変死を遂げていく怪事件が発生。
警視庁の氷川誠(要潤)は、事件を追う内に犯人が未知の怪物「アンノウン」であることを知り、アンノウンを討つ謎の戦士「アギト」の存在を目の当たりにする。
(ニコニコ大百科より一部引用)
ドラマのようなストーリー
『仮面ライダーアギト』に惹かれた一番のポイントはストーリーだ。特撮と言えば、下記のようなストーリー展開が一般的ではないだろうか。
①怪人が悪さをする
②怪人を仮面ライダーが倒す
③ハッピーエンド
『仮面ライダーアギト』の場合、怪人を倒して終わりではなく、「なぜ怪人は殺人を繰り返すのか」「なぜ怪人が現れたのか」などの謎に迫っていく連続性のあるストーリーだった。
また、主人公たちは突如ライダーの力を手に入れ変身する(第一話)。
特段、説明もされないのでミステリアスな雰囲気が漂う。「なぜ仮面ライダーの力を手に入れたのか。」この部分もストーリーが進むにつれて解明されていく。
話が進むたびに、謎が序所に解き明かされるストーリーに惹かれた。
余談になるが、このストーリーは子どもには難しいのではと感じる。
しかし、子どもはストーリーがわからなくても、仮面ライダーが怪人と戦っているシーンが面白いのであって、ストーリーを楽しむのは、一緒に見てる親なのではないか。
この構成が「仮面ライダー」を親と子で一緒に楽しんで見れる基盤なんじゃないかと思う。
リアルな世界観
仮面ライダーや特撮は、「子供向け」
この「子供向け」の先入観で見てしまうと、「あ~はいはい」みたいな感じになってしまいがちだが、ストーリーや設定がしっかりしていたため、初見では「日曜日の朝からドラマ?」と思うくらいリアリティがあった。
リアリティを際立たせた怪人「アンノウン」
昭和の仮面ライダーとかでは、「蜘蛛男」や「イカデビル」のような、どこか愛嬌のある怪人が多かったが、『仮面ライダーアギト』では全然違った。
敵の形状がリアルで怖くて、気持ち悪い。
設定として、言葉をあまり発しないため、何を考えているのかがわからない感じがさらに気持ち悪さを増す。人の殺害方法も「一瞬でミイラ化」「水を出現させ溺死させる」などリアルだった。
リアリティがあったからこそ、斜にかまえずに見ることができた。
その結果、平成仮面ライダーにはまった。
一味違った仮面ライダーの設定
仮面ライダーは敵か味方か
「仮面ライダー」といえば、ヒーロー的な立ち位置のイメージだが、『仮面ライダーアギト』では、敵のアンノウンと同じように、仮面ライダーは「未確認生命体」と認識され、敵か味方かわからないという設定だった。
言われてみれば、突如化け物が現れて、その化け物と戦う得体の知れないものをすぐ味方だと思えるだろうか。
そのため、仮面ライダーなのに、警察に捕獲されそうになる。
「ヒーローが警察に捕獲される!?」これは、僕が持っていた特撮ヒーローのイメージをぶっ壊すくらい衝撃的だった。
正体を隠す仮面ライダー
最近の『平成仮面ライダー』で正体を隠すことはあまりないので、特殊かもしれない。「仮面ライダー」の名称をうまく使っているなと思った。
『仮面ライダーアギト』では3人のライダー(アギト、G3、ギルス)が登場する。しかし、3人とも相手の正体がわかっていない。そして、面白いのが、人間の姿の状態では顔見知り。
元々アギト、ギルスは未確認生命体という認識で人間が変身しているとは思われてなかったと思う。
見ている側としては、「お互い正体わかったら共闘できるのに!」や「あともう少し早かったら正体わかってたのに!」と正体バレのすれ違いにもどかしさを感じた。
この正体がバレるまでのすれ違い感など、仮面ライダーならではのストーリー展開が面白い部分と感じる。
以上が、『平成仮面ライダー』を好きになったきっかけとなった『仮面ライダーアギト』に惹かれたポイントです。
初めて見た平成の仮面ライダーからかもしれませんが、アギトのデザインがスタイリッシュですごく良い。ゴテゴテせずに洗練されたデザインな感じがします。
少し思い出を蘇らせるために、YouTubeの2話無料で見れるのを見ていたら、非常に見たくなってきました(笑)
『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー555』『仮面ライダーブレイド』あたりはストーリーが重いため、今の平成仮面ライダーとはまた違う面白さがあるのではないかと思います。
だいたい50話くらい?長いけど、興味持った方はぜひ見てください!
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