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趣味と癒しとお料理

note38日目。
横を快速電車が走り抜けるとき、電車の頭の角に朝日があたって輝きます。
朝の美しい景色のひとつ。


先日「趣味はなんですか」と問われたことがありました。

趣味?
趣味ってなに?

皆さま、趣味お持ちで?

私、趣味という趣味なんてないのです。

以前は粘土でミニチュア作ったりちょっと縫い物したり、スノボもはまったし、部活時代からの音楽も趣味と言えたと思うのですが、いまは何もない…
日々何でもないやる事に追われているだけで、ちょっと気晴らしにやるのはゲームくらいです。

趣味はないです!と口走りそうになりましたが堪えました。
初対面の方に、けんもほろろ、愛想のかけらもないのはさすがにマズイと考え直し、咄嗟に
「お料理」と言ってしまいました。
もちろんゲームという選択もあったのですが、ゲームも自慢できるような難しいゲームではないし、いい大人がゲームって印象どうなんだろか…など考え、出てきたのが料理でした。

お料理も大好きです。本当に。
ちょっと前はもっと大好きで、その頃なら「趣味はお料理です」と胸を張って言えたのですが、現在は低迷期。
趣味として紹介しているのが辛かったです。
しどろもどろも良いトコロです。
ちょっと前の記憶を探し出し、ワクワクした素材や情景を伝えます。果ては「寮母やりたいくらいです」なんて訳のわからない発言になっていました。
趣味こえてるし…転職相談なってる…って感じです。


今私にとってのお料理は「瞑想」の類です。
楽しい♪とか、見てほしいー食べてほしい〜♪の気持ちは100のうち10か20くらいです。

何も考えずに玉ねぎを刻む。
癒し。
ただパンをこねる。
癒し。
モリモリ食べてるところを見る。
癒し。


悪いことではないのだろうけど、何かちょっと違うのですよ。
珍しい食材を見つけてテンション上がったり、お料理考えるのが楽しい、出来上がって満足〜、というたっぷりの充実感があってこそ趣味ではないのでしょうか。

趣味に没頭することでストレス解消などの瞑想効果もあるそうですから、あながち別物でもなさそうだけれど、されどもっとワクワクがあった方が趣味らしいと思うんです。

新しい包丁でも購入したらワクワク再燃するかな。


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