双極2型(気分障害)の脳内〜ある1日の様子〜閑話休題「病気について 双極性障害編」

あらためて、私の病気について書き記す。
私の病気は、
・双極性障害2型(躁鬱病)
・不安障害
・強迫性障害
・不眠症
の4つが主に症状として出ている。

今回は双極性障害2型(躁鬱病)について書き記す。
※今は上記の病気を「気分障害」とも呼ぶ。

双極性障害には1型と2型がある。
1型は躁状態とうつ状態の波が激しい。
2型は躁状態があまりなく、うつ状態が長い期間続く。

躁状態とは、散財してしまったり、出来もしない仕事をやり続けてしまったり、テンションがハイの状態が続いてしまったりする。
うつ状態とは、動くこともままならず、布団から出るのも億劫に思えてくる。(重度の場合)また日常生活をおこなうことも困難になってくる。
ご飯をまともに作れなくなったり、マイナスな思考から抜け出せず、不安と恐怖に取り込まれてたりする。

根本的に治療することは難しく、完治することはない。なので、状態がよくなったら「寛解」という言葉を使う。
復職できるのはこの「寛解状態」にならないと復職は難しい。復職できたとしても、双極性障害でのうつ状態の再発率は50%を超える。

病気には段階がある。
まず、気力がなくなり気分に変調をきたした状態のことを、「抑うつ状態」と呼ぶ。
この状態では、少量の投薬治療にて対処することが多い。

抑うつ状態が良くならず、気分の落ち込みが激しくなり、仕事に支障をきたしたり、家事をすることに気分がのらなくなり支障をきたしたりすると、「うつ病」と診断されることが多い。
この状態では多少多めの薬を使ったり、重度になると寝たきりな生活になる。
うつ病状態では、他の精神疾患を併発することがおおい。不眠症になったり、強迫観念が強くなったり、恐怖に囚われたりする。また、リスカに代表される、「自傷行為」もこの状態になると行う人が多く存在する。自傷行為については、次回以降の記事にて詳しく説明する。

おそらくうつ病状態では、一人で医者に行くこともできないほど、外に出ることが難しい。重症になる前に医者にいくことをおすすめする。

このうつ状態に加え、過度の散財、過度の飲酒、ハイテンションにおける行動といった躁状態のエピソードが加わると、「双極性障害」と診断される。躁状態のエピソードがない場合は「うつ病(単極うつ)」という病名になる。

うつ病(双極性障害)における薬の数は多種にわたり、数百種類に渡る。その中から相性のいい薬を探すことになる。長い長い道のりの始まりである。
日々、新薬が開発され、その薬のほうが合う人もいるし、1900年前半に開発された薬が合う人もいる。こればかりは飲んでみて、体調の変化を逐一医者に報告するしかない。その時に役立つのは「メモ帳」である。できるだけ紙がよい。
筆跡もその時の感情として記されるためだ。

今、広く使われてる薬ではSSRIという種類の薬が多い。最近ではSSRIから始めることが多いだろう。
新薬の部類で、副作用が少なく、病状改善の効果が高いとされている。
※私には合わなかったが。

これが、双極性障害の一つの例であり、薬の処方の仕方である。
これはあくまでも一例であり、完全なものではない。参考程度にとどめてほしい。
自分の病状が良くなることが一番である。もし異変があると思ったら、すぐに医者にいくことを強くおすすめする。



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