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DiDiのおじさんとスペイン語でおはなしした。

はじめての一人DiDi。

Jorgeさんがお迎えにきてくれた。

(DiDiはUberのように個人の車でタクシーしてくれるサービスです。もちろんDiDi Foodもあります)

乗り込むと、~~muchas trafficといって、何やらお詫びの会話から始まった。それに対して、Ahh, Si.としか返せず、気にしてませんよ~大丈夫ですよ~って言いたかった。

そのあと、考えながらも私がスペイン語を勉強していると伝えると、なんかすごいスペイン語でいろいろ話をしてくれた。私は最近覚えた5W1Hをフルに使い、何とか質問をした。それを彼は分かってくれた。

聞き取れたことはきっと話の内容の10%くらいだろう。単語を知らない、文法をしらないと難しいということは身に染みてわかった。
しかし、How=Comoであることを勉強した私。
早速、気になっていたことをかたことなスペイン語で聞いてみる。

信号で引っかかってごめん、って言われたらなんていえばよかった?
―――No, esta bien. Gracias.でいいんよ。
―――ここら辺はめっちゃ人も多いし、日中は子どももたくさん渡ってくるからいつも以上に時間がかかるんよ。あっちの通りも結構車がすごいから、いつも渋滞してるよ。
(とはいいつつ、横断中の人をはねるのでは…というほどの猛スピードで右折する。)

どんくらいお客さんが乗るの?
―――仕事行く途中とか、仕事行く人を乗せたりするよ。来てくれって呼ぶ人は、いろんなところにいるから、一日でどのくらい乗せられるかはわからんな。でも4人くらいかな。

「他になんか質問ある?」と訊いてくれたので、ここは通訳アプリを使用して見せた。

先日散歩をしていた時に気が付いた。この疑問を現地の人に訊いてみたかった。


―――多分、気がこれ以上おおきくならないようにしてるんだと思う。オルミガとかマリトスとか大きい植物だから。

―――ところで、スペイン語は難しいって思うかい?

突然の質問に対して、私がんんん~とにやついていると、

―――英語よりも簡単かもしれないよ。スペイン語は文法を覚えて、その変形に当てはめていけば大丈夫。日本語っていろんなシチュエーションで言葉が変わったりするから、難しいよね。中国語とかほかの言語でもそういうの多いよね。

さらに、彼は「僕は今韓国語やってるんだけど」と話を続ける。
―――韓国語はスペイン語と同じで過去形とかの形があるから、わりと勉強しやすい。日本語にも過去形で文法や単語が変わったりするの?

彼は、言語をはじめ、異文化に関心があるようだった。
―――いろんな人と出会って、いろいろな言語や文化を知ると、視野が広がってよい物事の見方につながると思うんだ。だから異文化の人っていいよね。

的なことを言っていた。(彼のジェスチャーと聞き取れた単語で意訳。)


―――日本のどこ出身なの?
と訊かれたので、cerca de Tokyoと答えておいた。温泉が有名だよ~と言いたかったが、お風呂ってスペイン語でなんていうんだ?
めっちゃ水、シャワーする、たくさんの水、行く、といった単語を並べて話したが、ちょっと伝わらず、最終的に温泉の写真を見せたら、一発で ¡Si ! がゲットできた。(笑)

―――僕は、シティよりちょっと遠い~~~ってところの出身だから、ここが出身地じゃないんだけどね…(スマホをいじる)。
彼は写真フォルダを開き、運転手中のフロントミラーからであろう動画を見せる。道は白く染まっていた。
―――僕の故郷は、めちゃ寒いんよ。
え、これ1月?標高高いの?と訊くと、
―――11月12月1月くらいは雪降って寒いよ。だからコレいつも持ってる(運転席と助手席の間に挟まれていたグレーのフリースを指さしてスマイルする)。標高もここよりもっと高いよ。


―――あなたの名前はなんていうの?
答えると、
―――良い名前だね。Bien.
と頷き、もう一度Bien.と言って深く頷いていた。

彼は、ジョージ、またの名をホルヘ、そしてまたの名をアレックスといった。また良き出会いをしてしまった。

最後に少し残念に思っていることは、チップを渡さなかったこと。先払いで支払いをしてあったこと+短距離の移動だったことから、用意していなかった。

たくさん話してくれてありがとうjorge。今度また会えたら50%くらい話の内容を聞き取って、日本のこともたくさんお伝えできればと思います。あと、チップも忘れませんからね。また会いましょう。


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