再放送　ひとりそたぶ３６６　病室

レイニースターライト
コント/ニューイン・ザ・サン

看護師：今日から入院ということすうので、こちらが貴方のベッドとなります。説明が終わりましたら入院着にお着替え下さいませ。

　患者：ありがとうございます。

看護師：何かありましたら枕元にございますナースコールを押して頂ければ直ぐに駆け付けます。

　患者：分かりました。

　　　　……あの、所でボタンがもう一個あるんですけど、これは一体何でしょうか？

看護師：こちらは手術専用の入院患者様の為にご用意してあるボタンとなっております。

　患者：そうですか。こっちは担当の先生がいらっしゃるんですか？

看護師：いいえ。野球選手が駆け付けてくれます。

　患者：野球選手！？まさか手術を怖がってる患者にホームランの約束をしに来るんですか！？

看護師：そうですね。直ぐにこのベッドまで駆け付けて約束しに来てくれます。

　患者：申し訳無いよ！わざわざ来て貰うなんて！

看護師：大丈夫ですよ。パリーグの選手ですから。

　患者：パリーグを下に見るなよ！！正直確かにソフトバンク以外パッとしねえけども！

看護師：日本ハムですね。

　患者：ホームラン打てるか以前に試合に勝てるかどうかすら不安なチームだ！！ビッグボス散々擦られて大滑りしたチームだ！！

看護師：尚、二軍となっております。

　患者：しかも二軍なのかよ！！期待値が下がる一方だわ！！血圧が上がるのと反比例して！！

看護師：そう言われましても、我が病院も然程予算が無いものでして……。

　患者：じゃあそんなボタン置くなよ！！自腹切っても良いからちゃんとしたチームの一軍呼びたいわ……。

看護師：患者様のお腹を切るのは我が病院の執刀医にお任せ下さいませ。

　患者：うるせえよ！そういう意味ちゃうわい！流石に自分で手術は出来ねえわ！

看護師：尚、日ハムの二軍の選手は暇過ぎるからマジで直ぐに来ます。我々看護師より早いです。

　患者：二つの意味で問題大有りだわ！！お前らは直ぐ来い！！日ハムの二軍はもっと頑張れ！！！

看護師：因みに日ハムの二軍の選手、隣の部屋で点滴を打ちながら素振りしてます。

　患者：いやそいつも入院中なのかよ！？じゃあホームランの約束したって意味ねえだろうが！！もういい！！