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野生の看護師

こんばんは、椎名です。

今回はひとりごと編……


突然ですが先日夫の身内に不幸がありまして、連絡を受けた翌朝の飛行機で夫の実家へ向かいました。

こんな導入だと暗い話か??と思うかもしれませんがざっくり言うと『関東出身の嫁 緊急事態にちょっとだけ活躍した』って話です。


ものすごくかいつまんでお話しすると、初見の親戚たちと斎場でご挨拶!
喪主の意向でみんなでお泊まり、翌朝の出棺前の読経が始まってしばらくした頃……

親戚の方がひとり不意に席を立たれたんですね。みんなちらっと目線をやるもお手洗いかな?と見送るじゃないですか。



そうしたら部屋を出て数歩のところで、突然倒れまして。



腐っても看護師のわたくし、猛ダッシュでその方のところへ向かう。


会場スタッフやご家族もすぐに集まり、ある意味手慣れているのかスタッフさんはもう救急要請する流れで動いてくれていました。

意識ある、会話可能、橈骨触れるし目線も合う。
転倒したところをしっかり見ていないので下手に体勢は変えず横になったまま。
襟元緩めて…あとはなんだ???この辺で夫(医療職)が合流。

持病あります?おくすり手帳とかは?とご家族に質問。
汗かいてるし氷!あと毛布!と会場内で見かけた備品を思い出しながら指示出し。
救急隊からの質問を家族に確認して返答したり……

ちなみに坊さんの読経は止まらずに聞こえ続けている。

これ、経が終わるのと救急隊が来るのどっちが早いんだ?とか変な心配したりしてました。


その後到着した救急隊にひとまず受け渡し。向こうも私が看護師だなんて知らないのでどこまで申し送ればいいかわからず、会話可能で今起き上がれるようになりました。持病があるみたいです。とざっくりしたところだけお伝えする。

これ本人が会話できて家族もいたからよかったけど、見ず知らずの人のこういう場面に居合わせたら何を伝えればいいんだ?とおもいました。
たぶん救急隊は居合わせた小市民にそこまでの情報を期待していないと思うが。

結局その方は病院には搬送されず、少し休んだら先に帰ります。といった流れになりました。


そんなこんなで業務外でこのような対応を行いまして、一応流れを振り返ってみるか、と書いてみました。

落ち着いたあと夫とも話していたんですが、経験の多寡はあれど医療従事者が現場にいる。その人が救急車呼びましょうと断言する。その安心感のために行動したところあるよね。という感想。

結局わたしもちいさな病院での経験しかないので大きなことは言えないんですが、突然倒れた高齢者を前にして救急車呼びましょう、なんともなくてもそれを救急隊に判断してもらいましょう。ってそれを言えただけいいんじゃないかな〜。業務外だし。

救急車の適正利用も話題になってるけど、ぶっ倒れた人いたら個人的には呼んでいいと思うよ!最寄にかかりつけがあって移動の足があれば別かもだけど。


院外でこういった状況に遭遇したことがなかったので、最低限のことはできてよかったです。ご本人もひとまず元気だったし。

とても医療職の振り返りとは思えないけど以上でございます〜!!


わたし、夫の実家で何も手伝いなんてしてやるか!!と思っているタイプの嫁なんですけれど(結婚式のことでだいぶ揉めたので)
この流れがあったので今回は心置きなくお客さんして帰りました。


おつかれさま!!


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