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「日曜日のnote3月21日:アセクシャルな私」


何も得ないことをするのが苦手だ。


例えば、長時間スマホを触る・アニメやドラマを見続ける・理由がないのに買い物に出かける・自らの目的がなく人の買い物について行く。以前は特に抵抗がなかったと事という認識から苦手の対象に変わってきたなと思うのはここ1、2年の話。それは少なからず「外に出る事を控える」という、社会情勢に影響されているのかもしれないがそれだけの事ではない。明らかに自分の思考が変化してきているということをそろそろ認めようと思う。

それと共に

25歳、そろそろ自分を認めようと思う。

私はアセクシャルだ。


〜〜〜



私はアセクシャルの中でもそもそも恋愛感情というものが薄い、アロマンティックがベースだ。


人を「大切」と思っても「好き」という感情が希薄な私は、いつだってその事を恥じていて、恋に忙しい友人が羨ましく、学生時代は友達と同じペースで恋人を作り恋愛をしてきたが、いつだって心は相手に対しての申し訳なさで埋め尽くされていた。「好き」とか「愛してる」と言われても喜べず同じ言葉を返してあげられない、苦笑いで「ありがとう」と言うことが精一杯の私は、自身が汚いもののようで嫌だった。だからそんな自分が周りにバレないよう隠し、閉じ込め、今だって誰にも気がつかれていないと思う。


私はきちんと年相応の女をこなせているのか。その質問を何度となく自身に問いかけてきた。化粧をしたり洋服を買ったり、合コンにも行った。周囲には「彼氏のことが大好き」と分かりやすいアピールをし、Instagramにはツーショットも載せた。そうしていくうちに見かけだけのリア充な私は一人歩きをしていき羨ましがられるけれど、本当の私に対しての嫌悪感は増えていく。



あぁ私って生き辛い


これはなんとなくだけど、この先も一生抱き続ける最初で最後の難題な気がしている。ここまで悩んできたことが一瞬でぱっと消えちゃうようなハッピーな出来事が起これば良いけれど、私はこれを受け入れる準備と心構えは出来ている。


これはきっと誰のせいでもない。両親のせいでは絶対ないし、今まで付き合ってきた人たちのせいでもない。大切な友人達は何も関係ないし、職場は楽しく充実していてありがたい。


それでも私のせいでもないのだ。

絶対私達は悪くないのだ。



私が他人を好きになるという感情に欠けるアセクシャルであることはもう認めるしかない事実で、好き嫌いよりも「安心」のために誰かを求めてしまう私が存在するのも確かなことで、それを恥じてきてバレたくなくて隠して、そういう経験を積んできたのも事実。


もう変わらない。変えられることはない私の性質を、私が一番嫌っていた。そしてもう疲れた、こんな意味のない抵抗を取り続けることに。だからもう受け入れちゃおう、そんな風に思っている。幸、母親父親は私の恋愛や結婚に対してあれこれ言うような人達ではない。結婚しなくても幸せな道はあると言ってくれる両親で本当に良かったと心から思う。


何もしてこなかった頃と比べて、このnoteを開き、文を書くようになってから多くの時間自分と向き合うようになってきた。野球が好き、料理が好き、旅行が好きという誰に向けても誇れる趣味があることが嬉しかった。共感してもらえるとワクワクした。それと同時に顔が見えないこの場所でなら、正直でいられると言うこともわかった。そう言う場所を求めていたようだ。


ただ、何となく始めたこのnote、自己紹介もなく唐突に始めたが、後追いで意味がついてきた。正直でいられる場所が欲しかっただけなのだ。リアルな人間の視線を気にすることなく、正直でいられる環境を求めていただけだった。


ただ、顔が見えない事をいいことに誰か特定を叩くわけでなく、誰かを傷つけることなく文を書くと言うことが難しく苦戦する部分は今でもある。それでもこの場所は私の意見を否定されることはなく、同じような悩みを抱える人の記事を読むこともできる。それが救いだった。私だけじゃないと思えた。



記事を書き続けて126日が経過した今日。いつもは日記のように日々思ったことを記してきたが、私が救われたように誰かのことを助けることができる場所なのかもしれないと理解した以上、意味のある記事を残していきたいと思う。


もちろん野球も料理も旅行も、趣味を充実させて行く気満々だ。


ただ1週間は7日間もある。だから日曜日だけ。こうした「人としての私」を書く「日曜日のnote」というシリーズを勝手に作っていくと決めた。それはセクシャルなことも、体型のことも、悩み悩み続けてきたとてもパーソルなことになるだろう。ちょっと重っ苦しくなってしまう気がするけれど、他人への「好き」が分からない私でも、他人への手助けは出来るかもしれないから、



お付き合いいただける方「日曜日のnote」をよろしくお願いいたします。


shiina



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