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『書く習慣』1ヶ月チャレンジ Day10自分の好きなところ


自分のことが好きかと聞かれて、迷わず「自分のことが好きです」と言いきれる人は少ないと思う。

私は今までそういう人に会ったことがあまりない。

もしかしたら心の中では「自分のことけっこう好きだな」と思っている人も多いのかもしれないが、謙遜という言葉があるこの日本ではあまり聞かない。

私は「自分のことが好き!」と言いきることが出来ない人間だ。
むしろ嫌いだなと思うことのほうが多い。

けれど、自分のことはそこまで好きではないけれど「ここは」まあマシなんじゃないか、くらいのことを強いて1つ挙げるなら
思い立った時の行動力かなと思う。


例えばある時飲み会に誘われ、夕方に電車に乗ろうとした時「体調不良で行けなくなっちゃった」「また今度予定立て直そう!」と連絡がきた。

折角家から出たし、そのまま帰るのは何かもったいない。
そうだ、と思い立ち上り電車のホームに踵を返し下り電車に飛び乗った。
そして1時間かけて秩父の高台に夕焼けと夜景を見に行ったことがある。

何せ電車に乗ってから秩父に行こうと思い立ったのでどこに高台があるか、どれくらい時間がかかるかなんて全く調べておらず、秩父駅に着いた時には真っ暗闇。
そこから軽い山道を登って行った記憶があるが、今思い返すとちょっと危なかったなと思う。


ある時は仕事帰りにふと思い立ち山梨までワインを飲みに行ったことがある。
当時新人だった私は仕事で挫折し、ああもう美味しいワインでも飲まなきゃやってられないと思い、これもまた家に帰る反対側の電車に飛び乗った。
ぶどうの丘のワインセラーでワインをたくさん試飲して、その中で美味しかったワインを2,3本買った。

晩御飯を食べ美味しいワインも飲み、真っ暗なワイン畑を歩いている時先輩からの励ましのLINEが来て、ワイン畑のど真ん中で大号泣した記憶がある。
これも今思うとなかなか危なかったなと思うのだが、今となってはいい思い出である。

またある時は台湾に行きたいと思い立ち1週間で飛行機のチケットを取り一人で旅行したこともあるし、その日に思い立って一人で遠くに遊びに行くことはよくある。

突発的に思いつきこうしたいと思ったらそこに行かないと気が済まなくなってしまうのだ。


こういうところが長所かと言われると微妙だが、案外自分は気に入っている。
その場に行くことも楽しいが、行きたいことやりたいことを自分に嘘をつかず好き勝手にする自分が案外好きなのだ、と気が付いた。

終電を逃しそうになったりやや危ない橋を渡ることになるのでもう少し計画性は欲しいが。


次は何をしたいのかな、どんなところに行きたくなるのかなと少しワクワクしている自分もいる。


自分のことは嫌いだけど、そんな自分を嫌いにはなりきれない自分もいる。


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