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ハイパーディープメディアが面白い「Sabukaru Online」

ハイパーディープメディア。言葉通り深く物事を追求してるメディアです。私が勝手に名付けた。今回はその一つをご紹介します。

SNSを眺めても、流れてくる情報は意外と偏りがある。それは反応率が良いものを皆が選んで発信してるから。でも、いいねがつかない情報も誰かには深く刺さるはず。それはニッチであるほど、よりディープに知識欲を満たしてくれます。


📕Sabukaru Online

グローバル向けに日本のサブカルチャーを紹介するメディア。ファッション、アニメ、ゲーム、映画、アート、その内容は様々。東京を拠点に世界に発信している。特徴としては内容がニッチでディープなのです。記事をいくつか紹介します。

アニメ監督、梅津泰臣

こちらはアニメ監督の梅津泰臣を取り上げた記事。アダルトアニメ「カイト」を制作したことで有名。ジャンルこそあれだが、内容はハードボイルドで硬派なガンアクションで評価をされています。
ハリウッドで映画化されたり、配信ではアダルトシーンが全カットされた映像を購入できるほど。記事内ではZガンダムから始まったキャリアを紹介している。

A SABUKARU INTRO TO YASUOMI UMETSU: JAPAN'S MOST BANNED ANIME DIRECTOR

日本のユニークなマンホール

他にもマンホールを紹介する記事。納税者から受け入れられるためにポップなプロジェクトで国民の抵抗を回避する考察など、歴史や文脈の点からもまとめられています。

JAPAN'S UNIQUE MANHOLES: PIECES OF ART AT YOUR FEET

ドリームキャスト

ドリームキャストを誕生から失速までまとめたもの。ライバルハードとの戦国時代が非常によくまとまっている

THE RISE AND FALL OF THE DREAMCAST: A LEGEND GONE TOO SOON

🌏世界からの評価

Sabukaru Onlineは東京を拠点に全世界に配信している。情報発信はインスタグラム。フォロワーは20万人を突破。記事のクオリティの高さが理解できるでしょう。

👨メディアの編集長

日本在住のドイツ人クリエイター、エイドリアン・ビアンコ氏(Adrian Bianco) 個人ブログを前身に、2018年からウェブマガジン『sabukaru』を始動。メディア運営以外にもブランドのビジュアル制作やコンサルタント業など、幅広いフィールドで活躍中。

❓立ち上げ理由

ゲームのマリオ、渋谷のスクランブル交差点、ラーメン一蘭。多くの日本愛好家はその表層で止まってしまう。氏自身が日本の広くて深いサブカルの存在に気づき、もっと深く掘り下げたいと思ったのが発端なのだそう。

幼少期はアニメ、漫画が好きな少年だった。大人になり頑張って働く。それを軍資金に東京行きのチケットを買って通っていたそうだ。そこで日本がインスピレーションの塊と気づく。年に数回の旅行で訪れるのではなく、移住してカルチャーの一人を目指したかったと語っています。

28歳で日本に移住。様々な仕事を3年間こなし、新橋の小さなオフィスで自分の会社を立ち上げる。

📊ビジネスモデル

メディア事業は利益を求めない

Sabukaru Onlineはパッションがこもったプロジェクトと称している。クリエイティビティを発揮するのを優先。ビジネスは気にしないという。記事広告も一切やっていない。サブカルはサブカルであってビジネスであってはならないと。

氏は別でクリエイティブエージェンシーも運営している。収益に関してはこちらがメインでSabukaru Onlineでは大きな利益を求める必要がない。そのためアダルトや社会の闇など、過激なコンテンツにも挑戦しているようだ。

別事業が収益の柱

別運営のクリエイティブエージェンシー、ビアンコBIANCO。主にファッションブランドのビジュアル制作を請け負う。クライアントはニューバランス、アディダス、とグローバルだ。サブカル領域がメディア事業とブランドビジュアル事業でシナジーを生み出している。素晴らしい事例である。

NEW BALANCE Global Campaign
END. x adidas x NEIGHBORHOOD
Goldwin 0 – A Bianco Bianco Editorial

💪クオリティの理由

Sabukaru Onlineはどれだけ深掘りできるかをテーマにしている。誰もが知る定番を他メディアでは取り上げるが、あまり知られてないものにもスポットライトを当てるそうだ。

そして自分たちが興味あるものを大事にする。好きなことしか書かない。トレンドは気にしない。

著名人を取材できるようになったけど、それをやってたら他の媒体と変わらなくなってしまうと氏は語る。

🏃これから目指すもの

将来的には、もっと多角的に記事を増やしていきたいそう。通ってる銭湯の女将さん、タクシーの運転手さんについても興味があるようです。サブカルチャーとは一昔前の現象がどうしても強い。それと同じ強さが現代のサブカルチャーにも宿るという。そのために若い世代を意識したカルチャーにも注目していると語る。

クオリティ、ニッチさ、新しい芽を発見する精神。強いメディアの3原則がここにあると感じる。今後の内容に注目です。

Thank You

ありがとうございました。
これからも他のジャンルのハイパーディープメディアをご紹介する予定です。

次回の配信も楽しみにしてもらえると嬉しいです。
それでは!フォースと共にあらんことを🖐️


この記事はニュースレター「レイワープ通信」のアーカイブ記事です。ポップカルチャーとデザインをテーマにお届け。
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