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昭和女子、キテます。

ひな祭り。
とは特に関係ないが、久しぶりに高校時代の友人達で集まった。

数十年ぶり……は言い過ぎか、十数年ぶり? の友人もいて、昔話に花が咲いた。
いや〜しかしほんと月日が経つのは早いもので。
皆ピッチピチの女子高生だったのになあ。
でもまあ、一緒に年を取っていく仲間がいるっていいですね。

昔、『銀魂』で銀さんが、一年が過ぎ去る速さを「ベンジョンソンが走り去る位の速さ」と仰ってましたが(思い違いしてたらすみません)、私にも見えます、ベンが。
怖いな……もっとババァになったらF1並みか……。せめてベンの速さでキープしてほしい。

ところで何がキテるかというと。
白髪、老眼、肌の乾燥。
白髪なんかもっとババァになってからでいいよ……F1カーを乗りこなせるくらい人生の荒波を乗り越えた後で。
老眼つらいのよ、眼鏡かけるか頑張って離して見るか迷うのよ。
お肌の乾燥、特に指先。スーパーのビニール袋が開けない、ひどい時はスマホが反応しない。

おお……神よ。生物はなぜ老化してゆくのか。経験値は上げていきたいけど、肉体は若いままがいいです、神様。
でも友人達に話すと「分かる〜」と言う反応で、皆一緒だなとちょっぴり安心しました。

縄文時代とか、人間の寿命は三十年くらいだったらしいので、年取ったら髪が白くなったり目のピントが合いにくくなったりなんて、知らずに生きていたんだろうなあ。
きっと肉体の構造なんか、その時代からあまり変わってないだろうから、生物学的にはもう終わってるのかもしれない。悲しいけれど。

そう思うと、なんだか一分一秒が愛おしくなってきました。
せっかくなら楽しいひとときを。限りある人生の時間を。
ベン、もうちょっとゆっくり歩こうか。肩でも組みながらさ。

そして友よ、また会おう。
もっとゆっくり、もっといっぱい。
ともに総白髪に生え変わるまで。

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