見出し画像

落語

毎年、7月に行われる桂吉弥さんの落語独演会へ行ってきました。今年で4回目。「落語会!?この時期に?」と夫には渋い顔をされましたが、「笑いは免疫アップにつながるから」と言い訳をして。

客席は半分に減らされ、途中で換気あり、各座席にはセパレーションがつけられ、かなり万全の対策でした。

吉弥さんの独演会では、毎年、その年の干支にちなんだオリジナルの新作落語が披露されます。今年はネズミ年なので、「ちゅうがえり」という演目。ちゃんとコロナを盛り込んだ内容になっていました。コロナ前から決まっていた演目だったので、これ、自粛中に書き換えはったのかなあ。

落語はYouTubeにもたくさん上がっているし、音源だけで聞いても十分面白いけど、やっぱり生は全然違う。舞台でたった1人でしゃべっているのに、何人もの役者がそろう劇を見ているような気持ちにさせられます。大道具も小道具も舞台装置も何もないけれど、風景が見えてくる不思議。扇子の音1つで、夜が明けたり、大阪から京都に移動したり、場面がガラッと変わるのが、目に見えるのです。

不安もあったけど、行ってよかった。そして自粛期間中にランニングをして7キロ痩せて若返った吉弥さんも見れてよかった。

演目備忘:
手水廻し 弥っこ
看板の一 吉弥
転宅 吉の丞
ちゅうがえり 吉弥
胴乱の幸助 吉弥

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?