2歳2か月 めっちゃかわいくてめっちゃ大変

 もうほんと、これに尽きるわ、2歳児育児。

 娘はおしゃべりが上手になって、常に歌うか、しゃべるかしている。舌ったらずなのに、いっちょ前に日本語を使いこなしていて、毎日「えっ、そんな言い方知ってるの!」と驚く。

 私が咳をしたり、「アイタタ…」なんて呟くと、「お母さん だいじょうぶ?」「腰 イタイイタイ?」なんて心配してくれたり、夜中に寝ぼけて目をつぶったまま「お母さん ギューして」とくっついてきたり、ほんと~に、かわいい。そして同時に、めっちゃ大変。

 最近、とても大変なこと。それは、お風呂に入ってくれないこと。力づくで風呂場に連れていけるほど、もう小さくもないし、力も強いので、何度も何度も説得して、おもちゃで釣って、なかば騙して、お風呂場へ連れていく毎日。

 朝、パジャマから服に着替えてくれないことも大変だ。家を出る45分ぐらい前から、「着替えようよ~。ねえ、そろそろ着替えてよ~」と繰り返している。それから、保育園や公園から、全然帰ってくれないのも大変だ。

 こうして書いてみると、1つ1つはそんなに大変そうなことじゃないのに、実際は毎日バタバタしたり、イライラしたりしている。自我が強くなった分、思い通りにならないと大変なことになるので、どんなに気持ちが急いても、娘のやり方や順序を尊重して、常に「急がば回れ」の精神で接するように心がけている。

 年末に引っ越しをして、新しい保育園に転園して1か月。娘はあっという間に新しい園に慣れた。

 保育園で名札代わりに使っている自分のマークが変わることなるし、娘が嫌がらないかな、混乱しないかな、なんて心配してたのに、新しいマークを「〇〇ちゃんのマーク!」とすぐに喜んでいた。

 どちらかというと、私のほうが前の園での思い出を引きずっている感じだ。新しい園は、前の園と違って、保護者同士のつながりが希薄で、ママ&パパ友もできないし、未だに、娘のクラスの友達の名前も知らない。そんなあっさりとした園生活に私は物足りなさを感じているんだけど、娘は、「あたらしい先生 抱っこしてくれた。トントンしてくれた」など教えてくれて、すっかり楽しんでくれている。子供の適応力はすごい。

 保育園から帰ってきてから、「今日のおやつは何だった?」とか「お昼 何食べたん?」とか聞くと、「え~っと、パン 食べた」とか「カレーライス 食べた。いっぱい食べたよ」とか、教えてくれるようになった。こっそり給食表で確認して、メニューが合っていたりすると、感動する。

 会話ができるようになった分、私と夫が娘の分からない話で盛り上がって大笑いなんかしていると、「お母さん、シーッ! お父さん シーッ!」と黙らせてくる。

 最近のお気に入りは、ミッフィーちゃん。アマゾンプライムにミッフィーのアニメがあり、保育園に行く前や寝る前に見ている。絵本の世界観と質感がそのまま再現されているほっこりアニメで、私も一緒にハマっている。ミッフィーちゃん、めっちゃかわいい。あの優しい世界に私も住みたい。1話5分ぐらいのエピソードだけど、こうやってストーリーがあるものを楽しめるようになったんだな~と成長を感じる。ミッフィーのことは「ミッキー」、ミッフィーの愛犬のスナッフィーのことは「スヌーピー」と呼んでいて、ちょっとずつズレてるんだけど。

 今朝、ミッフィーを観ながら、「〇〇ちゃんも、スヌーピーほしい。」と言い出した。「えっ、犬が飼いたいの?」と聞くと、「うん」と頷く。「猫ちゃんじゃなくて? 猫ちゃんもかわいいやん(私は猫が飼いたい)」と聞くと、「ねこ、やだ。犬がいいの」と。うわ~、そんなこと言うようになったのか! いつか、昔の私みたいに動物を飼いたいと言い出すのかと思うとワクワクした。

 新しい保育園は歩くには少し遠いので、電動自転車を買った。ずっと怖いと思っていた電動自転車だけど、乗ってみると思っていたより安定感があり、とても快適。ヘルメットを拒否したり、乗りたがらなかったりすることもあるけど、私も娘も徐々に慣れてきている。

 娘は、この土地が故郷になっていくのかな。新しい園で、いいお友達ができますように。

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