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1歳7か月 ついに断乳!

 1歳7か月。ついに、ついに、断乳した。

 子育てのマイルストーンを1つ乗り越えたような達成感だ。なんてったって、母乳一筋で育ってきたオッパイ依存度高めの娘。私にとって断乳成功は、娘が小学校に入学したぐらいの喜びだ。

 金曜日の夜から、土日にかけて断乳を決行した。

 断乳についてはまた詳しく書いておきたいけど、結果としては、思っていたよりもすんなりと成功した。めちゃくちゃ大変な週末を予想していた私と夫は、拍子抜け。あんなにオッパイオッパイだったのに、驚くほどあっさりと乳から離れていった。

 その日から、全然食べなかった娘がモリモリと食べるようになった。断乳前の4~5倍ぐらい食べる。そして、夜中に起きまくっていたのが、めちゃくちゃよく寝るようになった。なんやこれ、断乳最高やん…。

 寝かしつけも、今までは添い乳一択だったのが、なんと絵本を読むだけで寝てくれるようになった。絵本で寝るなんて、夢のような話だ。これを書いている今も、ちょっとまだ信じられない。

 夜20時過ぎ、眠そうな様子を見て、「ねんねする?」と聞くと、うんうんと頷く娘。一緒にベッドへ行き、お気に入りのウサギのぬいぐるみを私が寝かせると、その横に娘がゴロンと横になる。2冊の絵本を「どっち読む?」と聞くと、「どっち、どっち!」と言いながら、娘が読んでほしいほうを指差す。私も娘の隣にゴロンと寝転がって、娘が選んだ絵本を読む。できるだけゆっくり、低い声で。読み終わったら、選ばなかったもう1冊を読んだり、「かいっ(もう1回)」というリクエストに応えて、同じ本を読んだり、何度か読んでいるうちに、ふと横を見ると娘が寝ている。こんな夢みたいなこと、ある…? 今までの苦労、なんだったんだろう。

 乳離れしたことで、少し大人になった娘。言葉もたくさん出てくるようになった。食への意欲が出てきたおかげで、食べたい!という気持ちが言葉を後押ししているように感じる。今まで、〇〇したい!という気持ちは、全てオッパイで解決してきたから、急激な成長を感じる。

 食べない、寝ない、という子育ての二大苦労が断乳によってウソのように消えた。ただ、乳離れしたからといって、母離れするわけではなく、母>>>父の力関係は全く揺るがなかった。父、ちょっとかわいそう。

 だいぶしっかり歩けるようになったので、保育園からの帰り道は歩いて帰る。5分の道が、30分にも、ときには1時間にもなる。葉っぱを見つけて、アリや青虫を観察して、水たまりをバシャバシャ。近所の人が声をかけてくれると、人見知りの娘は慌てて私の足にしがみつく。シロツメクサやハルジオンを摘んで、小石を拾って、自動販売機の取り出し口を確認。娘の目線で見ると、なんでもない道もたくさんの楽しいに満ちている。いいねえ、何もかもが冒険で、新しい発見の連続。

  家に帰ると、ドロドロのズボンを脱いで、手を洗って、ご飯。娘がご飯を食べている間に、私もご飯を食べながら、洗濯物を取り入れて、お風呂を沸かす。お風呂は水遊びの時間。私が自分の体を洗っている間に、コップに水を入れたり、ジャーしたり、お風呂の水を飲んだり(やめて~)。それから娘を洗って、浅い湯舟に入れる。湯舟で立ったまま遊ぶ娘を見ながら、私は体を拭いて、パジャマを着て、自分の保湿など。お風呂上がり、娘は私の真似をして、パンパンと自分の頬っぺたを叩いて保湿の真似をする。

 先日、「お父さんにギュッてして、チュッてしたげて」と言うと、ニヤニヤしながら夫のほうへ行き、ギュッとして、夫の頬っぺたにチュッとした。今まで、私にはしてくれていたけど、夫にしたのは初めて。夫は「なんか濡れてたわ」とか言いながら、うれしそうだった。いいぞ、いいぞ、お父さん大好きっ子になってくれ。

 保育園に続き、断乳も、私が覚悟していたよりも、すんなり受け入れていった。気付けば、こちらが思っているよりもずっと早く成長していたみたい。子育てってもしかしたら、こういうことの連続なのかもしれない。まだまだ赤ちゃん、まだ早い、まだ出来ない、って思っているのは、親だけなのかも。そうやって、大変な時期はあっという間に過ぎていくんだろうな…。


▷成長覚書
・言葉
「バイバイ」「おいちい」「がっこ」(だっこ)「どっち」「タッチ」「イタッ」「あちっ」「ねんね」「ママ」「バアバ」「パン」「はっぱ」「おちた」「おちちゃった」「あった」「あし」「おっき~い」(工事現場のクレーンを見て)「どてっ」「ぷっ」(だるまさんの絵本と一緒に)「イヤッ!」「オッパイ」「ないねえ」
・紫陽花を見ると、「アジ」みたいなこと言って、自分の鼻を指差す。鼻と花が混同している模様。おもしろい!
・おままごとが好き。カップに入れたおはじきを、ぬいぐるみに食べさせている。自分でも食べるフリをして、たまに「あちっ」と言ってる。
・お味噌汁などの汁物が大好き。
・目、耳、首、ほっぺた、おへそ、お尻などの体の名前を言うと、指差してくれる。
・手遊び歌を一緒にしてくれるようになった。「とんとんとんとんアンパンマン」では最後の「ぼくチーズ!」のあとの「ワン!」がお気に入り。
・歌を歌っているっぽい時がある。「ゾウさん」の歌は、自分の腕を大きく回して歌う。
・「からだダダンダン」が好き。腕を叩いて、ゴーゴー!の振りは完璧。聞きたい時は、「ごーごー」と言う。
・動物図鑑を見て必ず反応するのは、ライオンとゾウ。




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