きっと、星のせいじゃない 感想
お家映画ライフをもっと豊かに。
映画好きの私が実際に見た作品をご紹介。
第6回目に扱うのは、「きっと、星のせいじゃない」(2015)
映画『きっと、星のせいじゃない。』予告編
あらすじ
17歳のヘイゼルは末期のがん患者。13歳から入退院を繰り返しているため、友達もいないヘイゼルを心配した母親と父親は、彼女をがん患者の集会へ連れ出す。
そこで、18歳の青年・ガスに出会う。彼は骨肉腫を患い、片方の足を手術で無くし、義足をつけて生活していた。
徐々に惹かれあっていく二人。ある時、ヘイゼルのお気に入りの作家ピーター・ヴァン・ホーテンに、ガスがファンレターをメールで送る。すると、ピーターから、「オランダへ来た際は連絡してくれ」と招待を受け、2人で彼を尋ねるのだが…
こんな人にオススメ
・癌がテーマの作品にはもう飽きた人。ヘイゼルとガスはがん患者ではあるけれど、そのことを忘れてしまうくらい、希望が溢れる作品です。お互いがお互いを想い合い、共に人生を歩んでいく姿が、とてもキラキラしていて、眩しい。
・とにかく泣きたい人。ラスト30分間、涙が止まりませんでした。二人の恋愛、友情、家族の愛、そして愛する人の死。涙が一筋頬をつたった…なんてレベルじゃなかったです。滝でした。
・美しい景色が見たい人。作家のピーターに会いにいくために、オランダへ舞台を移すのですが、街並みが絵本の中の世界みたいに美しいです。ゴッホ好きの私は、ここ数年ずっと行きたいと想い続けているのですが、本作を見てさらに想いが募りました。
ちなみに、映画ではあの有名な、アンネ・フランクの家が登場します。(撮影許可が得られなかったため、写っているのはセットらしいですけど)アムステルダムにあることを初めて知りました。早速、私のオランダ旅行の行きたい場所リストに追加しました。早く行きたい!
感想
前回紹介した、「Love、サイモン 17歳の告白」と同じ製作陣ということで見始めました。期待しながら見たのですが、映画を三分割すると、前半はありきたりに思えました。がん患者が恋に落ちて、二人で憧れの人に会いにいくために旅をする。オーケー、とりあえず見続けよう。
中盤も、美しいアムステルダムの景色や、愛し合うヘイゼルとガスを見て、こちらもあたたかな気分になります。でも、いわゆる「不治の病」ものの映画って、いつか終わりがくるんだよな、と頭の片隅にあったので、幸せそうな二人を見ているにもかかわらず、私は徐々にしんどくなっていきました。
そして、最後の3分の1。ここで私の涙はノンストップで流れ続けました。今まで見てきた場面たちが、全てこの3分の1に繋がったことが分かった瞬間、涙が止まらない。涙を指で拭けど、出てくる。私の中のいろんな感情が溢れだす。
暗くて辛いものだと思っていた「死」ですが、その中に、とても暖かなものを見出すことができました。いやあ、見てよかったな。
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是非、一度チェックしてみてください。
あなたのコメント・感想をお待ちしています。
それでは、素敵なお家映画ライフをお過ごしください。
今日はここまで。
※画像は公式HPから借用しました
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