6/28 有言実行って言葉が俺を見たら失望すると思うんだ

また「有言実行」を失望させるだけやねん。関西人って良いよな。語尾に「やねん」付けるだけでラフな感じ出せるから。ネットで気楽に発言してますよ感出すときは「ヤネソ」って語尾に付けようかな。

他人の家の風鈴の音が聴こえてくることに気づいて、しばらくその音を聴いて、そこから感じ取れる趣や風情が、ふうっと薄く透明になり、ふらっと訪れた余韻が公園でひと休みするようにその場に佇み、時間を経て、余韻は帰り、なにもなくなったあとに、それでも鳴り続ける風鈴の音に耳を澄ませる。その時間が惰性であり、今の俺の本との向き合い方に似ている。

本が読めなくなった。文字が常にゲシュタルト崩壊している。いつかゴミ置き場で拾った本を捨てた。図書館で借りた本を返した。生き急いでいる、と思う。周りの環境が俺を焦らせている。比較しなくていいはずだったのが、関わる人が増え、近くに社会を感じると、ふぬけた顔をしてられなくなる。

必要なものを繰り返し読む。人に紹介された本と今まで良かった本だけ読む。村上春樹、村上龍、本谷有希子。村上龍と本谷有希子は信じられる。村上春樹だけは悪い意味で例外。これはワクチンみたいなもの、軽やかでポップな「気取り」を知るための。傾くわけじゃないけれど、自分の対極を知っておきたい。もちろん通ずる部分はあるが。俺なんかは村上春樹の軽やかに読める不思議な物語と斬新な比喩表現が好きだ。だから海辺のカフカは特に好きだ。

最近は「悪党の詩」を聴いている。俺はヒップホップなんか聴かなかった。だけど、わかった。ヒップホップ聴く人が、ヒップホップを聴く理由。俺も完全にそちら側の人間で、もっと早く気づいていれば、なあ、と思った。

今一番読みたい本はハンチバッグ。ついで村上龍の読んでいない本。次が村上春樹。最後に本谷有希子。しっかりと影響を受けたい。一度ルーツを作る必要があると思った。常に0から基盤を作っていては、どんな作業にも時間がかかるし、なにより軸が揺らいでいるように見える自分が嫌で、誰かに影響されてもいいから基礎(仮)がほしいと思った。カルシウムもっと取ってたらブレない自分作れたかな。

ところで、書きたいことが溜まっている。去年の8月、今年の3月、5月、6月のこと書こうと思う。

今年の3月は面白い話。それを語るための前置きとなる文章も書かなあかんネソ。

6月の最後に思わぬ爆弾を落とされた。7月、なにかを変えなければ、俺の2023年はここで終わる気がする。


小さい頃からお金をもらうことが好きでした