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私がIT企業へ転職して苦労したこと3選

私は2年前、誰もが知る大手メーカーからIT業界に転職しました。

今回は未経験でIT企業に転職したわたしが直面したITの難しさについて、具体的にお話しします。

1. 異国の言葉?ITの概念理解に苦戦

以前はITに関する知識が全くなかったため、業務においてIT関連のコンサルティングを求められることが非常に難しく感じました。初めて聞く専門用語――例えばリレーショナルデータベースやバッチ処理――は、まるで異国の言葉のように感じられました。こうした技術的な概念に対する理解を深めるために、まずは基本的な知識を身につけることから始め、多くの時間を割きました。

ただ文字上で言葉の意味を意味を追う勉強をしていてもあまり意味がないと感じたため、システムでどのように作用するものをそう呼ぶのかななど、使用場面とちゃんとリンクさせて覚えるようにしていました。

またそれでもよくわからない場合は、Excelなど身近なツールの似たような機能に言葉を変換させ、理解するようにしていました。

今では、かつては全く分からなかった専門用語や技術的な概念も、日常の業務で自然に使いこなせるようになりました。

2. ITリテラシーのない顧客へいかに分かりやすく伝えるか

自社のサービスを説明する際、特にITの知識が少ないお客様に対して、専門用語を使わずにわかりやすく伝えることは非常に難しい課題でした。初めは、説明の際にどうしても技術的な言葉を使ってしまい、お客様に伝わりにくいことが多々ありました。

そこで、私は説明方法を大きく改善するために工夫を凝らしました。例えば、Excelを使った言い換え(Excelでいうとこの機能!)や具体的なアナロジーを活用し、技術的な概念を身近なものに置き換えるようにしました。このような工夫により、お客様にとって理解しやすくなり、サービスの利便性が伝わるようになりました。

また、お客様の業務にどのように役立つかを具体的に示すことにも注力しました。単に機能や特徴を説明するだけでなく、お客様の日常業務のシナリオに合わせて、どのようにサービスが問題解決に寄与するのかを明確に示すことで、理解を深めてもらうことができました。このように、常にお客様の視点に立って説明を行うことで、より効果的にサービスの価値を伝えることができるようになりました。

3. 多様な業界の顧客の業務知識が求められる

以前は有形の製品を扱っていたので、そういった商材の業務はすぐに理解できました。しかし、サブスクリプション型のサービスや業務委託など、無形のサービスを扱う顧客の業務理解が求められる場面では、業務イメージが湧かず、戸惑うことがありました。このような新しいビジネスモデルを理解し、顧客に適切な提案を行うためには、そのビジネス構造や収益モデルを深く理解する必要がありました。

そのために、顧客のホームページを見たり、過去の顧客とのやり取りを何度も見直し、データベースなどを自分で描き、整理することで徐々に理解を深めていきました。具体的には、どのようなサービスが提供されているのか、収益がどのように発生するのか、顧客のビジネスにどのように役立てるのかを徹底的に分析しました。

上記を繰り返し行い、案件を沢山こなした結果、次第に自信を持って業務に取り組むことができるようになり、ITコンサルタントとしてのスキルを磨くことができました。この経験は、無形のサービスに対する理解を深め、より多様な顧客ニーズに応えられるようになるための大きな一歩となりました。

今回は以上です。読んでいただいてありがとうございます!

他にも転職後の体験などを記事にしているのでよろしければご確認ください。

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