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向き合い続けた仲間の存在

チームづくりの仕事をはじめて、あっという間に1年が経った。コーチングの資格も経験もなく、ひたすら人と向き合い続けて、学びはいつも現場の実践あるのみ。正解があるわけではなく、常に変わりゆく生ものだった。

私がチームづくりに愛をかけた、一社スポーツコーチングJapanも、体当たりでメンバーと衝突しながら、新しい事業を作っていく、まさにこれから再スタート。

そんなさなか、私は大きな決断をしようとしていた。

築き上げてきたものを手放し、新しいチャレンジにフルコミットする。

メンバーからしたら「なぜ今?」ばか野郎だと思う。道半ばで、もっともっと時間をかけてできたはず。スポーツ指導経験もない私を頼ってもらえたことが嬉しくて、報酬なんて関係なく、「しほが、なんとかしてくれる」その期待に全力で応え、最優先してきた。何より、純粋で不器用な仲間たちが好きだった。

一方で、世界の舞台に挑戦したい、現場の最前線でもっと経験を積むべきではないかという思いが湧き上がってきた。やりたいことは昔も今も、変わらない。だけど今は、現場で泥臭く駆けずり回るのが私らしい。

私の意思を聞いた仲間たちは、寂しさを分かち合いながらも、「しほがやりたいことは、全力で応援する。」と背中を押してくれた。お世話になり尊敬してやまないボスも、一つ返事で「行って来い」と送り出してくれた。

「チームのために」というチームスピリットが強いがために、おかしいと思えばストレートに伝える。個人に対しても、言いづらいことを率直にフィードバックしてきた。土足で踏み込んできて、イラッとしたり、嫌な思いもさせただろう。でも、それが私の良さだと、仲間に言われて嬉しかった。

「僕は諦めてないです!本気でSCJに必要!」

と全力でとめてくれた仲間にも感謝。なんて男前。嬉しい、嬉し過ぎる。

新たな決意表明をするため、帰り道明治神宮へと向かった。冬の寒さを忘れるくらい太陽の光があたたかくて、道を照らしてくれているような気がした。仲間や関わった人たちの顔が浮かび、感謝の気持ちでいっぱいで、涙が溢れてきた。そうだ、彼らの期待を背負って、胸を張って次に進もう。仲間にしてくれて、本当にありがとう。

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