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regroup-人生の再構築

福岡県宗像市に、アメリカから移住したきた家族のもとへ、5歳の娘を連れて訪ねた。2年という年月が流れ、3人目の子が生まれ、親も子も悩みながら必死に目の前のことに向き合っている。学生時代の留学中に出会い、兄や姉のように慕う彼らが、異国の地でチャレンジする姿には尊敬しかない。いつでも大きな手を広げて全力で歓迎してくれて、お互いの状況を気にし合い、家族のような存在。

今回のメインイベントは、北九州の山奥にある全寮制の学校見学。山深い道を進むと、そこには子どもたちのための小さな村があった。正解を教える教育ではなく、プロジェクトベースで自分で考え、調べて、取り組むスタイル。畑や田植え、動物を育てたり、自然とともに暮らす豊かな生活。自分たちで話し合ってルールを作り出すのだという。他人と比較することなく、自分は自分と、らしさで活躍できるような社会にしていきたい。

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自然のど真ん中で、私はひとつ選択肢を手放した。今何を優先すべきなのか?やりたいことやアイディアが100あったとして、全部一気にできるわけがない。ステップ1があり、2、3と順序立てて考えたときに、今何をするか?突拍子もないことをいきなり言いだす私に対して、友人は冷静にブレイクダウンして整理するのが得意(彼のプレゼンテーションには人を魅了する力があり、いつか一緒にビジネスがしてみたい)。どうしても無理して抱え込みがちだけど、力技は効かないし、ラッキーでうまくいっても長続きしない。どんな選択肢が目の前にあって、それは妥当か?東京での生活に疲れていた私は、移住先を決めようと躍起になっていた。何も新しい土地を見つけなくても、子育てや生活をサポートしてくれる家族や環境が地元にはあるじゃないか。昔は田舎が嫌で東京に出てきたし、過去にコマを戻すような選択肢はあまり好まない。けど、安心して寝られる家が今何より必要なんだ。それが圧倒的に叶う場所。

regroup = 再編成、再構築、自分を取り戻す

友人から力強いメッセージを受け取った。休憩するわけでも、立ち止まるわけでもない。regroupだ!家族を再構築するために、生活のベースを整えよう。しかるべきタイミングでの挑戦に向けて、着々と足元を固めるんだ。不思議と視界が開けてくる。自然体で物事が進んでいく。大丈夫。自信を持って、流れに乗ろう。自分のペースで前を向いて歩んでいこう。

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