必要な義理チョコ

今日は2/14ですね。（前日の夜カウントどこいった）

そう。バレンタインデー。

今年も袋いっぱいにばらまくチョコを抱えて街を歩いています。

ふぅ。

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バレンタインの思い出といえば、あんまりないけれど、

小学生のとき、好きな子に渡したかったけど話せなくて（小学生のときのタイプは寡黙な人。ほとんど喋ったことない子のことを2年ぐらいずっと好きだった。笑）、その子と仲のいい男友達に仲介を頼んだ。

チョコを溶かして型に流し込んで、パラパラと飾りを振りかけただけの簡単な手作りチョコ。でも、一番上手くできたのを大事にラッピングして、学校へ持って行った。

（もちろん、渡さなかった作品はお父さん用となった。）

「これさ、渡しといて。」

仲良しの男友達。もう前日までに話は通してある。

「ああ、ツカツカね。いいよ」
（注：ツカツカとは、私の好きだった子のニックネームである。）

そう言って、快く受け取ってくれた。

仲良しの男友達に想いを託して、安心しきってその日は帰宅。

当時はスマホなんて持ってないし、「どうだったかな、食べてくれたかな」と、ソワソワしながら一晩過ごして、翌日登校した。

さっそく、男友達に聞いてみる。

「どうだった？なんか言ってた？？」

すると男友達は笑顔で、

「ああ、あれ俺食べた」と言ったのだ。

なんだって！！！？

俺、食べた？！？！

ショックを受けた私は男友達を問い詰めることもできず、「そっか‥」と言ってその場を立ち去った。

もう、ヤギのお手紙状態じゃないか。

読まずに食べた、っていうか向こうには私がお手紙出したことすら伝わっていない。。。

私は絶望した。

もちろん両思いになれるはずもなく、私の小学生の恋は幕を閉じたのであった。

.

だけど今思えば。そりゃそうだ。

男友達にメリットもないのに、仲介役だけなんて頼むのも図々しすぎる。

私は男友達用のチョコを用意すべきだったんだ。（？）

必要な義理チョコもあるなぁ、と思った。そんな話。

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しほ
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