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南国~NTTジャパンラグビーリーグワン DIVISION3 第8節 九州電力キューデンヴォルテクス VS NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 @白波スタジアム~観戦記

 今更ですが、2月25日と26日使って鹿児島に行ってきました。コロナ禍なって以来結構久しぶりの遠征です。

 鹿児島には大学卒業前に行った以来なのでかなり久しぶり。
 その時は新幹線でしたが、今回は予算の都合&のんびりしたい&そもそも新幹線が苦手なので敢えての片道驚異の4時間半の高速バスの旅です。たまにはのんびり行くのも悪くないです。
 鹿児島には現地在住の弟がいるので合流して昼はラーメンを食べ、桜島を眺め、天文館を歩き、銭湯で寛ぎ、夜は焼肉って感じで緩やかに過ごしました。
 鹿児島は博多同様食べ物が美味しくて良き良きです。
 

桜島を眼前に
最早島というより山である
鹿児島中央駅出てすぐの豚とろより
前回鹿児島に来た時も弟行った思い出の味
弟オススメの焼肉屋より
上コース食べ飲み放題5000円は悪魔的破格
鹿児島ラーメンこむらさきより
熊本にあるこむらさきはこれの名前を借りてるらしい。鹿児島は本家本元


 そんなこんなで二日目、弟の家から徒歩で15分ぐらいの白波スタジアムへ。

白波スタジアムの方向を告げるマンホール
こういうのはリーグワンも見習いたい

 白波スタジアムですけど綺麗でしたね。反対側の野球場ではなんか六大学が練習試合してたり、バックスタンド側の隣にある人工芝の練習場では松本山雅FCがキャンプを張っていたり(スタジアムでキャンプを張ってたジュビロ磐田との格差に涙不可避)ここは鹿児島のスポーツの中心地なんですかね。知らんけど。
 あと鹿児島だからでしょうけど雰囲気が南国ですね。
 スタジアム入口の正面にヤシの木があるし、スタジアムの階段を下りれば桜島が目に入ってくるわと今までに行ったスタジアムと全然雰囲気が違いましたね。 
 この雰囲気は福岡じゃ出せません。ベススタもミクスタも良いスタジアムですけど雰囲気としては無味乾燥というか無機質というか都会チックな感じなので。悔しかったらスタジアム入口の真正面にヤシの木植えようね♡


正式名称は鴨池陸上競技場
J3の鹿児島ユナイテッドFCの本拠地
メインスタンド側入場口付近に聳え立つヤシの木
陽射しも心地良く南国のよう
バックスタンドより
席間は狭いが傾斜が程良いので陸上競技場にしては観やすい

 で、我々は試合開始の90分前(FC先行入場開始ぐらい)に着いたんですが、まあ結構人がいましたねぇ。鹿児島の民が。見知った福岡の民も何人かいましたけど大半は鹿児島の民でしょう。それに子供が結構いましたね。  実際ラグビー観戦に来る年齢層って中高年以上が結構多いと勝手に思っているんですけどヴォルテクスのホストゲームに関しては割と例外で子供は激安価格&Jr.ラグビーチームは招待?されているのか結構子供とその親含めて若い層が結構いる印象です。
 だからぼっち観戦は意外と肩身が狭い() 

スタジアム外広場より
Jrラグビーキッズが一杯。将来の日本代表目指して頑張って


バックスタンド側の入場行列
ゲートを一つしか開放していないので長蛇の列

 催し物としてはホストゲーム恒例のアレ以外だとサンシャイン池崎が出てきました。まさかの生池崎。声量がエグくて笑いました。 
 そんな楽しい催し物と詰め掛けた大勢の観客の前でヴォルテクスは果たして勝利することが出来たのか!?

  九州KV 16 ― RH大阪 23  

 色々と勿体無い試合でしたね。お互いに。 
 九州KVは前半開始早々に相手陣内22m付近まで攻め込んでフェーズを重ねての連続攻撃の場面がありましたが、ここで一本取って先手を奪えていたらそれ以降の試合運びが全然違ったと思います。 
 何度もチャンスはあったんですが、時間をかけても結局点を取り切れず、そこからズルズルダラダラとRH大阪ペースで試合が進みました。 
 手厳しい言い方ですけど22m入ってからしょーもないミス(これ呟いたら公式がいいねしてきて困惑した)が何回も出ちゃってチャンス潰したのが勿体無かった。 
 実際いつもの本調子からはやや落ちる印象を受けましたけどそれでも5連勝で良い流れの中だけに攻撃も守備も良かったんですよ。でも大事な局面で明暗を分けたのが長らく下部に在籍していたチームと短期間とはいえ、上位リーグで躍進したチームの差なのかぁと感じています。こういう所でマインドって出るんだよなぁ。 
 RH大阪も昨季の件で主力の流出があり、両チームとの戦力差は殆ど無いと感じているんですが、こういう時には実力以外の物での差が命取りですね。
 開幕節のサヨナラ負けや第二節での最後トライ取りこぼしてBP逃したのもそうなんですが、肝心な所で焦ってミスるのは九州KVの悪癖ですね。DiV.1上位チームはその辺きっちりと〆て勝ち切るんで。
 ですけど良いプレーも沢山ありました。やっぱり観ててスゲーなと思ったのはサム・ヴァカですね。後半にトライ取ったシーンは正に圧巻です。彼と今期新加入のコルビー・ファインガアに関してはワールドクラスですね。ずば抜けています。
 ヴォルテクスの選手のレベルはリーグワン以降格段に上昇しているとはいえ、この二人に関しては本当に別格です。

 さて、スタジアムの雰囲気ですけどこれがまあ良かったですね。
 九州KVの試合はバックスタンドにジュニアのチームの子が固まって観ていたりするんですけど結構子供達から自然発生的に「キューデン」コールがでます。応援団とかがリードしての声出し応援はコロナ禍の前は多かったですけどこういう光景は今まで観られなかったと思います。
 牧歌的な感じと子供の楽しそうな雰囲気を感じられるんで自分はかなり好きです。観戦初心者は取り敢えずバック席で観るのが個人的にオススメです。

 そんな感じで今回も例外なくバックスタンドに腰を下ろした訳ですが、スタグル購入&プレミアム会員の詫びベースボールシャツ受け取りに出た間に周りはほぼ満席になってたり、バック席は結構人が入っていましたね。
 今シーズンだとベススタ以上に入っていたと思いますし、客の入りとしてはリーグワン参入後のホストゲームの中では一番だったと思います。
 公式記録では試合内容よりも来場者数を気にすることでお馴染みの本野が試合後の恒例にしている『公式記録で来場者数を見る会』で確認したところ集客数としてはこれまでで一番の2228人でした。Div.2,3では同節一番の来場者数だったようです。やっぱりヴォルテクスしか勝たん。
 ホスト福岡市、フレンドリー九州全域に設定しているとは言え、基本的にホストゲームは福岡メインでの中で地方開催の鹿児島での試合にこれだけ観客が集まったのは努力の賜物ですね。定期的に天文館でイベントやってましたし、認知されることは大事ですね。
 来場者数は招待を含めての数字でしょうから実際に「有料来場者数はどれだけいるの?」と言われればそれまでですが、リーグワンになってトップチャレンジの頃みたいな過剰な社員動員から地道に観客を増やすやり方に転換しているで2年目ながらこれだけ観客が来ているのはやり方に間違いがない証明だと思います。前に比べたら客席の雰囲気全然違いますからね。
 チームとしても一定の集客が見込めたので今後も九州各県での試合の見通しが立つんじゃないでしょうか。 
 昨年が熊本2試合と鹿児島1試合の中で今年は鹿児島1試合だけだったのは九州を背負うチームとしては少々寂しい(近場で観られるから楽)感じがあったので来年は福岡以外での開催も増えると良いですね。そもそもリーグワンが試合数2倍にしてホストゲームの数も倍に増えりゃこういうのも増えるんだよバーー……ミヤン(CV.青山吉能)
 思い返せば自分が初めて行った九州KVの試合なんて相手チーム含めて企業関係者だらけでしたからね。それを思えば時代は変わりましたね。  
 そんなこんなで楽しい鹿児島遠征でした。来年も白波スタジアムで試合が観られることを願っています。

 ではまた今週18日(土)のミクニワールドスタジアム北九州で開催されるウォーターガッシュ昭島戦でお会いしましょう。さようなり~
 


敬愛する大久保利通先生の像
前回行った時も撮ってて草


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