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いつも厄介な業界研究
業界を絞れなくて悩むことはない。
4年生なのにまだ業界を絞っていないんです。
と嘆く就活生がいる。
いや、絞れていないのならもう絞らなくていい。
ムリヤリ考える必要はない。
つまり、どんな業界だっていいってこと。
hideの曲の歌詞にあった。
♪何にもないってこと、そりゃ何でもアリってこと♪
業界の縮図や職種で役割は変わる。
写真が好きで入ったはずのメーカーで、
化粧品や薬の研究をしている人がいる。
ファッションが好きだった人が
生産部門で物流のことを考えている人がいる。
業界は時代で変化する。
職種(役割)はどう変わるかわからない。
カネが好きでも銀行に就職しないでしょ。
みんなおカネは儲けたいと思っているし、
たぶんおカネはみんな好きでしょ。
だけど、金融業界に行きたいわけじゃない。
つまり、好きかどうかは関係ない。
運命と出会いで決まる。
伝統工芸とローリング・ストーンズ。
伝統工芸の職人さんだったら、
一生ひとつのモノを作り続ける。
だかホンモノのプロになる。
ローリング・ストーンズは、
ライブでサティスファクションを50年も演奏している。
飽きずに同じことを追求し続けて、
それがストレスじゃなくなったら、
それはもはや一流の伝統工芸。
キース・リチャーズはテクニックがすごいんじゃなく
ずっとあのスタイルを続けていることが、
一流のプロの証。
だから、どうしても◎◎が作りたい!って人は、
本気で業界を目指したらいい。
飽きずにずーっと続けられれば本物のプロになれる。
でも絞れない人は出会いで決めればいい。
失恋したら次の恋人探すじゃん。
一生同じ人に引っ張られることってない。
気に入った服も
着られなくなったら新しいモノをさがす。
で、新たな出会いがある。
迷ったらいろんな人と知り合ってみたらいい。
いろんな店をまわってみればいい。
業界を絞るって、必要か?
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