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#139 不登校のお子さんを持つ家族の「親子ワーケーション」でイメージしたこと

竹内義晴です。この番組は、組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。


不登校のお子さんを持つ親御さんの親子ワーケーションについてお話しています

昨日は親子ワーケーションについて、特に不登校のお子さんを持つ親御さんとお子さんの親子ワーケーションについて、サイボウズの同僚2人の話で、僕の心は動いたという内容でした。

まず、「不登校」という言葉について。

便宜上、不登校という言葉を使ってますが、個人的には、必ずしも学校に行くことだけが学びの場だとは思っていないし、学校に行くことだけが正しいことだとも思っていません。

人はそれぞれ多様だし、学ぶ形っていうのも人それぞれだと思ってます。

ただ便宜上、不登校という言葉を使っているとご理解をいただけると嬉しいです。

子どもたちには、ただ「思いっきり遊んでほしい!」

昨日のお話の最後に「不登校のお子さんは、周囲の目が気になって、普段、なかなか外に出ることができない」っていう話を聞いたり、それによって親御さんもさまざまな不安を抱えているというお話がありました。

その状況の中で、僕は、子どもたちには何も気にすることなしに、単純に「思いっきり遊んでほしいな」って思いました。あとは、普段「関わり」っていうんですかね、学校に行きづらい状況であっても、人と関わるみたいなことは大事なことがあるんじゃないかと思いました。

あと……なんて言うんですかね、それは、親御さんにとっても大事なことなんじゃないかなって思ったんです。

で、この取り組みをしてみようと思ったとき、実は、いろんな関係者に相談したんですよね。

どこから話せばいいのかな。そうね、まずは、「不登校のお子さんを持つご家族の親子ワーケーション」が、どのような形なのか、ざっくりと想像したことからお話をしたいと思います。

最初にイメージしたのは「子どもたちの状況」

まず、不登校の子どもたち、何らかの事情によって学校に行きづらくなっている子どもたちの親子ワーケーションを想像したときに、「いろんな状況の"層"があるんだろうな」と思ったんですよね。

いろんな状況の"層"っていうのは、どういう言い方がいいのかわかんないんですけど、状況の「重度の違い」があると思ったんです。

たとえば、何か、体の影響とか、あるいは、メンタル面の影響で、素人ではまったく歯が立たない。専門家の扱う領域というのがあると思いました。

一方で、軽度のもの。何を軽度というかはそれぞれあると思いますけど、たとえば、学校に行きにくい状況が、何かがちょっと合わないだけ。その「何かがちょっと合わない」というのは、「ちょっと先生と合わない」とか、「ちょっと友達と合わない」とか、「ちょっと学ぶスピードが合わない」とかですね。

普段の生活にはまったく支障がないし、普段の会話やコミュニケーション、友達と遊ぶことも全然OK。

状況によっては、若干の特徴があるかもしれないですよね。たとえば、「この時間からこの時間まではこれ、みたいに言われるのはちょっと苦手」とか。だけど、選択肢があれば全然OK、みたいな感じとかね。

とにかく、子どもたちが置かれた状況には、さまざまな"層"があるんじゃないかと思いました。

そこで「どのような形で取り組めばいいのかな」と思ったとき、まず「これは無理だな」って思ったのは、専門家じゃないと携わるのは無理な領域ですね。なぜなら、僕らはそのような状況の専門ではないからです。そこは無理だ、と。

日常の生活はできるお子さんもたくさんいるんじゃないか

だけど、学校にはちょっと行きづらい事情があるのかもしれないんだけど、いわゆる日常の生活はできるお子さんもたくさんいるんじゃないかなって思うんですよね。

去年の末だったかなぁ。NHKで「不登校が過去最高」という番組が流れてたんですよね。24万人だったかな。24万人の子どもたちが、学校に行きづらい状況になっていると。


母数がどのぐらいなのか知らないんですけど、まあまあな数ですよね。何パーセントなのかな、それちょっと調べてみたいと思いますが。

※収録後に調べました。文部科学省「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によれば、小・中学校の児童生徒数は9,529,152人、そのうち、不登校の人数は244,940人。不登校の児童生徒数の割合は2.5%でした。

24万人っていう数に加えて、背景には家族がいるわけですよね。それを想像した時に、学校に行きにくい状況で、大変な方は少なからずすごい数いる。

過去最高といっても、いま、人口が減っているじゃないですか。当然、子どもたちも減っているはずで。その状況で過去最高っていうんだから、何かしら行きづらい状況に置かれている人は、過去よりはいるんだろうな……って思った時、専門的な領域は、僕らは扱うことはできません。でも、そうじゃない子どもたちもたくさんいるんじゃないかなって思ったんですよね。

専門的な関わりが必要のない(日常の生活ができる)子どもたちがいると思ったとき、子どもたちに遊ぶ環境を用意したり、子どもたちに毎日接していらっしゃる親御さんが、少し子どもたちから離れて、自分の時間を大切にしたり……。そういうことだったらできるんじゃないかな? って思ったんです。

そして、そういう状況が実際に作れるかどうか、ですが……。

とはいえ、僕らだけでは不安。そこで……

とはいえ、僕らだけでは不安で、「専門的な人がいた方がいいんじゃないか」と思ったんですよね。2泊3日、全部いなくてもいいかもしれないけど、どこかどこかに「専門家の関わりが必要なんじゃないか?」と。

いろいろ不安要素がある中で、どういうふうにやればいいのかがわからなかったんです。

そこで、やり方を探ろうと思って、人づてにですね、「〇〇さんだったら相談に乗ってくれるかもしれない」と思って、いろんな方に話をしたんですよ。

実は今日、その話をしようと思ったんですけれども、すでに9分経ってしまいました。

いろんな方に相談した話は、明日、お話したいと思います。というわけ、で今日の話はここまでです。じゃあ、またね~!

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