見出し画像

#10 転職に失敗。ストレスフルな職場【竹内義晴のキャリア遍歴】

竹内でございます。4月8日~9日にかけて福岡に行ってきました。ワーケーションカンファレンスっていうのがあってですね。そこのイベントに登壇……というほどでもない、ちょっとおしゃべりをしに行ってきました。

福岡に行くのはすごく久しぶりで、たぶん10何年ぶりぐらいかなと思うんですけど、街の中も人が多くてですね。コロナ禍のころとくらべるとだいぶ雰囲気変わってきたなっていう感じがします。

久しぶりにいろんな方々とお話をして、楽しかったんですけれども。

最近、リスキリングっていう話があって「長く働けるように、スキルを再度身につけよう」とか、あるいはアンラーニングっていうことで「学び直しをしよう」っていう話がありますけれども、人と話して、普段関わることのない人たちと会話をし、そこから受ける刺激みたいなことって、「スキルを学んだから……」みたいなものとは、違うものが得られる感じがしますよね。

特に、ある程度経験を重ねている方だったら、新たなスキルを身につけることをもちろん大事なんですけど、結局、仕事につながったりしていくのって、最近「人のご縁だな」って思ったり。あるいは、価値観が合う人との関係性だったり。そういうのって、すごく大事だと思います。

あとは、異なる環境にいる方々とのこの会話の中で、さまざまなゆらぎが起きるから、そういったゆらぎの中で起きる気づき、学びっていうことが、やっぱり大事だなっていう感じがしましたね。

「生涯エンジニアでいたい!」と思い、転職

いま、ボクの生い立ちについてお話をしています。

前回は、エンジニアになって、すごくエンジニアの仕事にハマってはまっていたという話をしました。後半の方では、とはいえ30代を過ぎてくると、「そろそろお金の管理をしろ」とか、「マネジメントをしろ」みたいな感じになってきて、「まずい、このままだと管理職をやらされてしまう」みたいに思って、転職を選択するっていう話をしたんですよね。

今日は、転職あたりからお話をしていきたいと思います。

その後、「生涯エンジニアでいたい!」と思って転職をしたんですよね。転職がうまくいったかどうかって言うと、正直に言うと失敗だったんじゃないかな。失敗でしたね。はい、失敗でした。エンジニアという観点だと、完全に失敗だったと思います。

一方で、失敗とか成功っていうのは人の解釈によって決まるし、事実がどうあれ、見方を変えればさまざまな学びを得た、気づきを得た、みたいに言い変えることもできるので、そういう意味で言うと、ボクの人生の転機になったことは間違いないことでした。

ただ、転職したこと自体はしんどかったし、つらかったし、そういう時期でしたね。

「ストレスをかけるマネジメント」を受ける

何があったのかっていうと、転職をして、ずっと技術者でいたかったのだけれど、一言で言ってしまえば「ストレスをかけるマネジメント」を受けるという感じですかね。

転職したんですけど、ちょっと複雑なので、働き方の説明だけ簡単にすると、普通の会社員として転職したんですが、ITの仕事をしていると、ある会社に所属するんだけれども、お客さんのところで仕事をするみたいなことって結構あるんですよね。お客さんのシステムを作るために、常駐して、お客さんの所で仕事をするっていう形が結構あるんです。ボクもそういった働き方をしていたんです。

転職した会社自体は決して悪い会社ではなく、社員のみなさんもいい人だったし、全然問題なかったんです。しかし、常駐した会社が結構つらかったっていう感じですね。ストレスをかけて人をマネジメントするという。そこは解釈なので、人によってはそう受け取らない人もいるかもしれないんですけど。

客先の上司みたいな感じの方が、強面なふるまいをするみたいなところとか。あと、多分ご自身はそんなに認識ないというか、わざとそうやってるわけじゃないと思うんですけど、話しかけづらい雰囲気があったりとか、職場全体がすごくピリピリしている感じです。何かあれば攻め立てられたり、そういう空気がある職場だったので、すぐに会社に行きたくなくなる……みたいな感じになったという、そういう職場で働くことになったんですよね。

そういう職場で働き始めて、1ヶ月ぐらいで会社に行きたくなくなり、3ヶ月ぐらいで鬱々しだし……みたいな感じでしょうか。相当病んだというか。医者には行ってないので分かりませんが、結構病んだ感じになったんですよね。病んだ話をし始めると長くなりそうなので、細かな話は次回にしたいと思います。

いままで、エンジニアの仕事ってすごく楽しいって感じてたんですけど、楽しくない職場という真逆の経験をすると、「やっぱり仕事って、楽しい方がいいよな」って、改めて思うわけですよね。そういう経験があって、ボク自身、仕事の楽しさを気にかけるようになった経験……ということになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?