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【CF実行者インタビュー#01】長年紡いだ想いと縁で、次の世代を支援する場所を作る

プロジェクト名:平澤牧場に鳥取大山北壁、日本海や星空を堪能できる展望台を作りたい!


鳥取県大山町で「平澤牧場」という民宿を営んでいる平澤朝子さん。コロナウイルスなどの関係もあり、平澤牧場の資源を活かして「密」を気にせずに楽しめる展望台を作るというのが今回のクラウドファンディングの挑戦。はじめてのクラウドファンディングで慣れないシステムの操作に苦戦しながらも、持ち前の人柄で築き上げたご縁によって目標金額を超える966,000円もの支援を集め達成で終えました。今回はプロジェクトを終えたばかりの平澤さんに、クラウドファンディング中の苦労やカケルでのサポートについてホットなお話を伺いました。

(クラウドファンディングプロジェクトページはこちら「平澤牧場に鳥取大山北壁、日本海や星空を堪能できる展望台を作りたい!」)

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コロナ禍で降ってきた新しいアイデア

-プロジェクトを始めるきっかけは何だったんですか?

きっかけは、入り口の羊小屋を改装しないといけないと去年からずっと思っていたんよ。コロナの影響があって宿泊業が難しくなっていて、県の補助金が出るというので丁度一戸建てにしたらお客さんにパッと来て頂けるんじゃないかなということを考えていたんだわ。ただ去年の補助金の応募はバタバタしていてできなくて、今年になってから一戸建てに展望台もつけたら面白いことになるんじゃないかというのがパッと浮かんで。それを思いついたのも景色が抜群にいいからで、高いところから見たら日本海がばっちり見えるんよ。展望台があれば来た人がただ泊まるだけじゃなくて、景色も楽しんで、牧場の方を楽しんでもらったり、色んなことができるが。

-クラウドファンディングをしようと思ったきっかけは何だったんですか?

佐々木正志先生よ(笑)まーしーのトマシバは知っているから、クラウドファンディングで300万はすごいなぁと思ってて。クラファン中はすごい心配だったんよ。普通300万って集まるわけないと思ってて、えらいことになったなぁと。だけどまーしーに人徳があったんだ。失敗するとばっかり思ってたのに、成功しちゃって。そしてまーしーが成功したかと思ってたらコロナ感染が広まって、特に都会の人がこういった眺めのいいゆっくりできる場所を求めているということが分かってきたから、まーしーなら大丈夫だと思って任せたんだが。他にもクラウドファンディングの支援を受けてるのは知ってたし。川ちゃんも仲間だし、安心して任せたわけよ。

(※クラファンを知るキッカケとなったトマシバの記事。平澤さん出演回)

信頼して、楽しむ

-シゴト場カケルの伴走サポートはいかがですか?

毎日日記(新着記事)つけろとか、中だるみの時期がくるからその辺は焦らず毎日着実にアピールせえとか、動画を撮れとか、中間に来たからお礼を言えとか、適切なサポートがあったと思う。こっちは初めてだけん分からんが。達成するためのセオリーを教えて頂いたというね。まーしーが達成してなかったらそのアドバイスも受け取らんのだけど、達成してるから信頼してね。それでアドバイス通りに達成したら、他にも友達がクラファンの相談してきたら「まーしーがいいよ」って言えるが。やっぱり成功した人の話を聞かな。聞けない人はよっぽどの自信家なんだろうけど、初心者はアドバイザーの言うことを聞かんとね。

-毎日活動報告をするのは大変じゃなかったですか?

楽しかった!これまで平澤牧場ずっとやってきてるから、もう色んな思い出が詰まっとるわけだが。馬も飼ったし羊も飼ったし、色んなことがあって人脈や体験が積み重なってるから、それがやっぱし良かったんかな。写真も撮っとったから、それも良かったんだわな。色んな思い出振り返りながらできたのが楽しかったんよ!結局自分が楽しくないと、人も楽しいって思わんが。「楽しかったな」「あの人に世話になったな」とか、ずっと夜になったら考えるわけよ。そしたら今日はこっちの話のつもりだったのに、違う話になっちゃったなとか(笑)まあ歳の取ったもんがやるのはそれで良いけど、若い人がチャレンジしようと思ったら仲間の力をもっと借りないけん。まーしーは仲間が良かったけんね。

-クリエイティブサポートのチラシの反響はどうでしたか?

褒められたよ!ごっつい褒められた。私あんまり配ってないけど、誰かが配ってくれたんかな。だらずFMからも連絡がきて、ちょっと喋ったりして。他の人からも宣伝したいからチラシを送ってくれって声がかかったりとかね。clubhouseでもアイコンの写真をチラシに使ってますよ。還暦すぎたおばはんがやってますよというので、「すごいですね」ってなったりね。大概クラウドファンディングは若い人がやっとるけ、あんまり年配のはおらんだろ。パソコンなんてなんも分からんだけ、まーしーのおかげなんよ。ペーストってなんだいやっちゃなんでね。そうしたら段々慣れてきてな、最近は他のクラウドファンディングを支援したいなーなんて気持ちでおるけんね。面白いなーと思ってね、みんな助け合いの精神でやってて。これからの世の中厳しいからね、若いもんが来たら「腹が減ったら食いにこいよ」って声をかけとるわけだが。

次の世代が気軽に来れる場所へ

-クラウドファンディングを振り返って気づいたことはありますか?

色んな知らない人から支援を受けたのがびっくりしたな。支援してくれた人が真っ先に来てくれて案内したんだが。どういうところか見にみんな来とんなるだな。あとは、私が忘れとったような「え?」と思う人やら関わりが合った人やらも支援があったのも。長年の付き合いっちゅうもんだが。

-今後やっていきたいことはなんですか?

今後はこういう時代だから、若い人の支援をどんどんやっていかないけんわけだけど、移住のことに関してはわたしやってて。羊小屋やら馬小屋やらを改装したところを、民間のお試し住宅にできればいいな〜と思っているんよ。他の地域の取り組みとかを見てるんだけども、四国の西条市がものすごいんよ。移住課に人がずらーっと配置されているの。対応が行き届くから若い人が集まってるみたいで。そこみたいに考えてるのは、アーティストで来たいっていう人が多いから、ゲストハウス+アーティストの活動拠点作りをしたいなぁなんて思ってる。星が近い抜群のロケーションはインスピレーションも降りてくるかもしれないから、特に展望台があったらいいんじゃないかと思ったわけだ。展望台で個人的にバーベキューをしたいって人はしたらいいと思うし、歌が歌いたいって人やヨガでもしたいわって人はヨガマットを持ってきたらいいし、その人のやり方でやりゃあいい。それだけじゃなくてステージもあるから、敷地全体を好きに使えばいいと思ってるね。

-最後に今後クラファンに挑戦する人に向けてアドバイスがあればお願いします。

目的をちゃんとせないけん。みんなのためになっとるかということ、要するに公共性があるかということだな。そうじゃないと、ただ個人的にやっとったからって支援しようっちゅう気にはならんな。プロジェクトをチェックする時に、そういうのをチェックせないけんぞ。その人の性格を見極めないけん。悪そうな顔しとるなぁとかな(笑)


話し手:平澤朝子
聞き手・書き手:吉川友斗(合同会社sunsunto)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。


■プロジェクト詳細データ
支援総額 :966,000円
目標金額  :810,000円
支援者      :86人
募集終了日 :2021年9月10日


■クラウドファンディングプラン
基本プラン:シンプルプラン(手数料12%)
オプションプラン:地域キュレーター伴走サポート+クリエイティブサポートプラン(チラシ制作のみ)

※クラウドファンディングの問い合わせ・プラン詳細はこちらから
クラウドファンディングについて~シゴト場カケル~




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