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【CF実行者インタビュー#03】熱い想い入りのおにぎりが結ぶ人の縁

プロジェクト名:おにぎり君の挑戦!鳥取県大山町から元気になるおむすび届けます

「おむすび屋ひとむすび」という屋号で、顔が見える生産者の食材を使用し、その想いをのせて移動式のおむすび屋を営んでいるおにぎり君こと小橋俊哉さん。彼が次なるステップとして、常設で仕出し屋としても運営できる「おにぎり加工所」をスタートさせるべく挑戦したのが今回のクラウドファンディングでした。おにぎり君の熱い思いと親しみやすい人柄が多くの応援を呼び、2,000,000円という高い目標金額の壁を超えて2,279,000円を集めることに成功しました。なぜ今回のプロジェクトが成功したのか、現在そして今後のひとむすびのことも含めて、おにぎり君にお話を伺いました。
(クラウドファンディングプロジェクトページはこちら「おにぎり君の挑戦!鳥取県大山町から元気になるおむすび届けます」)

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お店という場所を通じて、人を結ぶ

-プロジェクトを始めるきっかけは何だったんですか?

おにぎり君:純粋にお店を持ちたいっていうのがおにぎり屋さんを始めた当初からあったんです。以前他の方の店舗を借りて大山寺という観光地で登山客におにぎりを販売していたんですが、それよりも前におにぎりで旅をしていたこともあって、すごいお店っていいなって感じてたんですよ。だったら借りるよりも、自分の好きなようにお店を作って、そこにお客さんが訪れる場を作ることをやりたいなぁと思っていて今回クラウドファンディングに挑戦致しました!

-クラウドファンディングでお店作りの資金集めをしようと思ったきっかけは何だったんですか?

おにぎり君:きっかけは色々ありますね。一つはクラウドファンディングが流行っていて、純粋にめちゃくちゃうやってみたいというのがありました。もう一つはクラファンってみんなで作り上げるってイメージがあって、みんなでおにぎり屋を作り上げるってのに憧れがあって、それで挑戦しました。やりたいとは常に思っていて、おにぎり屋が始まった移動販売の時からお店は持ちたいとみんなに言っていましたね。おにぎり屋移動販売始めて、全国を旅して、大山の観光地でおにぎり販売をさせてもらう経験を経て、お店作るというように、少しずつ色々ステップを踏んでいって8年越しにタイミングが来たって感じですね。

心技のサポートが成功への支えに

-シゴト場カケルのサポートを利用したのはなぜですか?

まーしーさん(クラウドファンディング地域キュレーター)がサポートメンバーに入っていたのが大きいですね。まーしーさんがいたら絶対成功するなぁって、ほんとに思ってました。心強い存在です。大山のイベントでおにぎりを出していて、その時に初めてまーしーさんに出会いましたね。そこからちょくちょく会っていて、おにぎり旅を終わる時にまーしーさんから「大山の登山客におにぎり売りませんか?」とお誘い頂いて、大山にやって来たんです。
※「地域キュレーター」:クラウドファンディングプロジェクトの立案から達成(ファンディング終了)まで、実行者と一緒になって走る、鳥取地域に根差した専属の担当者です。

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(2017年~大山の登山客や観光客におにぎり販売をしていた当時の写真)

-地域キュレーターとしてのまーしーさんの伴走と川ちゃんさんのクリエイティブサポートを利用した感想はどうですか?

めちゃくちゃよかったですね。川ちゃんさんの作った動画が、短時間でやりたい思いを動画で表してくれてすごく分かりやすいんですよね。やっぱりサポートがあるとないとでは絶対達成の金額が違っていたと思います。ただ、実はあの動画テイクめっちゃ多かったんですよ(笑)実際の完成版でもガチガチに緊張してましたが、あれより撮影中はひどかった…川ちゃんさんが「もう一回撮りましょうか」とこだわりを持って進めてくれたおかげで、自分の魅力が伝わるようにうまくまとまったと思います。あと、ひろぽんさんが作ってくださったチラシも良かったです。僕のクラファンの記事かチラシか動画か、3つを合わせると僕の知っている人全員みてたんじゃないかと思います。動画は若い人がみて、チラシはご近所さんおじいちゃんおばあちゃんがみて下さっていたので、両方あって良かったです。
まーしーさんの伴走もめちゃくちゃ助かりました。僕がすぐ怠けるので、バッシングを受けてメンタルが浮き沈みしている時にお尻を叩いてくれるのはほんとに心強いかったですね。丁度クラウドファンディング達成期間の半ば頃に、どうしても支援が止まる時があったんですが、その時の対処法とかやった方がいいことだったりとか、その都度困った時にアドバイスを頂けたのが助かりました。

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プロジェクトの苦労と応援の力をリアルに実感

-クラウドファンディングを振り返って気づいたことはありますか?

多くの人に応援して頂いたなということですね。やっぱりクラファンって数字になるじゃないですか。元から応援して頂いているかもしれないですけど、ちゃんと数字に現れて「あ、こんなにいたんだ」っていうのをよりリアルに実感できました。
あと、とりあえず痩せた(笑)体重めっちゃ落ちた(笑)クラファン前も準備で大変だし、クラファン中も大変で…僕の場合、クラファン達成後に自分たちでお店も作るので、結構長期間忙しいのが続いて大変でしたね。クラファン中は精神的で、お店作るのは体力的にきました。ただ、お店はDIYで作ったのですが「間に合わない!助けてください!」というのをフェイスブックに投稿したら、色んな人が手伝いに来てくれてなんとかオープンに間に合いました。そこでも多くの方に応援されている実感を得られましたね。

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(クラウドファンディング支援者の名前が掲載されている竹札の前で)

熱量がプロジェクト成功の鍵となる

-お店が実際にスタートしてみてどうですか?

めちゃくちゃいいです。お店のメリットは、場所があることでお客さんが訪れてくれることですね。イベント出店だとどちらかというと知らない方が多く来てくれるんですけど、お店ではおにぎりを求めて食べに来てくれるので、色んな出会いがあったり、ゆっくりお話できたりできるのがとてもいいなと思言っています。

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(お店の縁側の様子)

-今後もっとやっていきたいことはありますか?

今、もっと美味しいおにぎりを作りたくて米作りをやっています。お店から車で10分くらいの山奥に、めちゃくちゃロケーション最高な田んぼがあるんですが、田植えからやりたい人を募ってみんなでやりました。親子での参加も多くて、全部で40人くらいで手植えをしたんです。イベント出店とかお店を作っていなかったら、米作りまではやってなかったですね。今よりも、さらに美味しいおにぎりが食べれるようになるので、お楽しみということで!

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(田植えイベントの様子)

-最後に今後クラファンに挑戦する人に向けてメッセージをお願いします。

難しいですね…色んなパターンがあるので。でも、やったほうがいいと思います。ただ、迷っている人はちょっとクラファンはおすすめしないですね。熱量が大事なので、本当にやりたいプロジェクトが「めっちゃやりたい」「絶対に達成するぞ」という気持ちであるなら、是非やってほしいです。心が折れた時はサウナに入るのがいいですね(笑)サウナの存在はほんと大きかったです。あとやっぱり、ありがたいことに応援してくれる人達がいたので、周りがサポートしてくれてるから乗り越えられたというのは大きいですね。ご近所さんとか先輩方とか色んな人が気にかけてくれました。


話し手:おにぎり君(ひとむすび店主)
聞き手・書き手:吉川友斗(合同会社sunsunto)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。

■クラウドファンディングプラン
基本プラン:フルサポートプラン(手数料17%)
オプションプラン:地域キュレーター伴走サポート+クリエイティブサポートプランレギュラー(動画+チラシ+写真撮影)

※クラウドファンディングの問い合わせ・プラン詳細はこちらから
クラウドファンディングについて~シゴト場カケル~

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