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【時事ネタ】先生の体罰について考える

こんにちは、投稿者のショウです。
こちらでは上司からのパワハラや、それが原因で発症した適応障害について実体験をもとにいろんなエピソードを投稿しています。

さて、今回は"先生の体罰"について考えてみたいと思います。

1.今朝のニュース

今朝テレビでニュースを見ていたら千葉県にある公立高校で体罰があったことが取り上げられていました。
バレー部の顧問を務める50代の教員が女子部員の顔にバレーボールを複数回投げつけ、全治1週間の軽傷を負わせた疑いがあるという内容です。

教員は
「何度も同じミスをするので腹が立った」
「体罰の認識が甘かった」

と弁明しているのだとか。

2.評判は立場によってバラバラ

教育者の体罰に関する問題がこうやって度々取り上げられますよね。
一体何が教育者をこんな風に狂わせてしまうのでしょうか。

僕も教育者という仕事をやっていたので実はピンとくるところがあります。

教える立場の人間の中には、生徒を自分の言うことを聞く下の立場の人間というふうに錯覚してしまう人がどうしても一定数いるんですよね。
それは、何もオラついた勘違い人間だけにかかわらず、あるコミュニティにおいてはすごい人格者と評判だったりもすることもあります。

僕の会社でも、
保護者からはものすごく評判は良いのに社内の人間からは反感を買っている人もいましたし、
生徒からものすごい悪口を叩かれているのに、部下とは良好な関係を築けているという人もいました。

生徒目線で言えば悪い人に映っても、
部下目線からすると人格者というような構図も実は結構あるんじゃないかと思うんです。

3.なぜそんな人が生まれるのか

ではなぜそんな人が生まれるのか。
きっと、ある人たちにはものすごく気を使って神経質になっているのを、気を使わなくて済むコミュニティで無意識に発散してしまっているんじゃないかなって思うんです。
これってパワハラにも言えることだと思うのですが、今まで取り上げてきたパワハラ上司のX氏も、家では良きパパをされていると聞いたことがあります。

ましてや今回のニュースは体罰、つまり暴力行為です。
部活での生徒の行動に仮に落ち度があったとしても、うまく導けていない自分自身に責任があると考えて指導方法を変えるとか、もっと生徒の話を聞いて精神状態を確認するとかするのが指導者の役割なはずです。

ただ、僕はこの問題を起こした教師をただ避難するだけで終わらせるべきではないと思います。

キャリアを積めば積むほど勘違いして生徒を無下に扱いがちになりやすいのが教育者という仕事だと同業者である僕は考えます。だからこそ、現場の指導者に対する指導・研修の頻度や中身そのものも見つめなおさないといけないんじゃないかって思うのです。
※具体的な案はあるので、そのうち記事にしてみようと思います。

被害に這うのは生徒です。
どうか教師へのバッシングだけで終わらせず、こんな悲しいニュースが再び世に出ないことを祈るばかりです。

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