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白川佳果 営業パーソンが学ぶべき「銀座のママ」のビジネススタイル④
銀座ママと保険営業マンの共通点?
大坪:〝銀座のママさん〟って、どんなようなライフスタイルなんですか? たとえば朝は何時に起るとか……。
白川:これは私独自のものになるんですけれども、私は割とリズムを守りたいタイプだったので、朝はやっぱり9時ぐらいには起きて、新聞とかニュースに目を通して。
大坪:へー、それは話題づくりのためですか?
白川:そうですね。あと、日によって違いますけれども。昨日来てくださったお客様にお手紙を出したり、メールを出したり。
大坪:へー! 僕たち保険営業と一緒ですね(笑)
白川:そう、同じです。ちゃんとリスト化をしまして。あと、日によってはご挨拶回りということで、スタッフに車を出してもらって会社を回るんです。
大坪:へー! 足を運ぶんですか。
白川:はい。そうやって会社のご様子もちょっとうかがいながら、信頼関係を築いていく。お客様であるそこの社長さんだけじゃなくて、なるべく秘書さんも取り込んでしまうと。
大坪:なるほどね。その時は、和服で行くの?
白川:いや、それは目立ち過ぎるので、もう会社員のような格好で行きます。男性スタッフも一緒に行きます。
会社の入り口前でお電話をして、私が行ったらまずいようでしたら、男性スタッフに「会社の者です」というかたちで行ってもらいますね。
大坪:へー!なるほどね。ちゃんと配慮するわけですね。
白川:はい。それがない日はジムに行って、飲み過ぎたり食べ過ぎたりした分を……。
大坪:あー、絞り出すわけですね。
白川:そう、絞り出したり、ちょっとエステに行ったりするわけですね。私は途中からコーチングとかも勉強していたので、そういう時間も確保したりして。
やっぱり長いお付き合いしていただく……お客様のライフタイムバリューをすごく大事にしていたので、こちらも自分磨きに気を配りました。
大坪:ライフタイムバリューですね。
白川:会社として長くお付き合いする、人として長くお付き合いする。やっぱり人生いろんなことあるじゃないですか。
辛い時も、すごく良かった時も。難しい説明なく、「あそこに行ったら話しができる」場所って必要だと思うんですね。特にリーダーの方って。
大坪:「夜の銀座のクラブ」というのが、そういう場所なわけですね。お酒飲んで騒ぐわけじゃないのか。
白川:そういう目的の方もいらっしゃるでしょうけど、やっぱり長いお付き合いはしていくわけですから、父親から代がわりして、息子さんがお客様になってくださったりということもあります。
大坪:すごく聞きづらい話なんですけど、銀座のママさんの経済状態って、どんな感じなんですか? サラリーマンなんかだとほら、外資系だと年収1000万円はあったりするじゃないですか。それより…?
白川:それはもう全然…。
大坪:全然上なのか!!
白川:ですけれども、サラリーマンの収入ぐらいは、出ていきますからね。
大坪:へー、何に使うんですか?
白川:お洋服とか着物とか、お客様への付け届けとかで。
たとえばブランドショップに行くだけでも勉強になるじゃないですか。そのセンスとかデザインとか、どういうマーケティングをしてるのか、とか。
大坪:それに普通の生活だとなかなかきれいな服着て行くような場ってないですもんね。
白川:そうですね、日本だと社交の場って少ないですもんね。
大坪:夜の銀座の世界には何年間いらっしゃったんでしたっけ?
白川:気がつけば12年もおりました。うん、あっという間でしたね。龍宮城の浦島太郎じゃないですけど。
「白川佳果 営業マンが学ぶべき「銀座のママ」のビジネススタイル⑤」に続く↓
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