白川佳果 営業パーソンが学ぶべき「銀座のママ」のビジネススタイル⑦
なぜお金持ちは銀座に飲みにくるのか?
大坪:そもそも銀座に足を運ぶ人の動機に繋がってくると思うんだけど、皆さん、なんだろう、癒されたいのかな。もちろん、ガーっとお金使ってパーっと遊びたいって思う人もいれば。そうじゃない人もいるってことですか。
白川:そうですね。ご自身のサードプレイスとして癒されたい場所。
大坪:会社でもなく家庭でもなく、三番目の場所として。
白川:そうですね。そういうパターンの方と、やっぱりご自身の力を見せつけたいとか、みんなで騒ぎたいっていう方に、結構分かれるんですね。
「絶対銀座では一人で飲みたい」って方と、「絶対一人では飲みたくない」っていう方に。
大坪:なるほどね。自分の力を見せつけたい人って、どんな人ですか、それ。要するに、自慢するってこと?
白川:そうですね、自分がやってきたことの成果を自慢したいとか、承認されたいとか。
大坪:そういう人を見てどう思いますか?
白川:承認欲求は多かれ少なかれ誰にもあるとは思うんですね。あと、自分の克己心に繋がっているならば、それはいいと思うんですよ。
「ここで飲むためにもっと頑張ろう」とか。
大坪:ほう、頑張ろうって。
白川:あと、お客様が長く飲んでらっしゃると、他のお客様が横目で見て、「あの人まだ飲んでるな」っていうのがあるらしいんですよ。
「まだあの人飲んでるな。俺も頑張ろう」って。お互いに関係ない会社の人だけれども。
大坪:ああ、そこに居て長く飲んでいるっていうのは、ステータスってことなんだ。
白川:そうそう、そこに居て、ずっと飲み続けてる。
「あの人はずっと成功して頑張ってる。俺も負けないように頑張ろう」みたいなのがあるらしいんですね。
大坪:へー! 面白い。でもお互いが言葉を交わすわけじゃないんですね。
白川:あ、でも何か言っていただければ、私もその場でマッチングとかしてましたので。
「何かできそうだったら、ご紹介しますよ」とか。
大坪:そうやってお店でビジネスが繋がることもある、と。
白川:そうですね。
「白川佳果 営業マンが学ぶべき「銀座のママ」のビジネススタイル⑧」に続く↓
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