見出し画像

中山匡 頑張るフリー営業マンは注目! 『在宅秘書』の仕組みを作ろう!⑧

いつまでも「個人商店」ではいられない

画像1

大坪:これ、私も早速やってみたいんですけど、何かツールを使うんですか?

中山:いろんなやり方がありますが、基本はエクセルに業務の項目だけ書き出していって……それも面倒だというなら、全部手書きメモでも構いません。

大坪:じゃあ、まずは業務の分類が必要なわけですね。「こういうことやってる」っていう分類があって。あとは費やす時間を記録していくんですね。

中山:はい。こうして〝手放す〟っていうことを前提にしてしまうと、いかに時間が生まれるか? 「あれ?自分がやることってないな」っていうことに気付くんです。

大坪:たとえばメール対応を人に任せたとするじゃないですか? でも、そのメールの相手や仕事内容を誰よりも知ってるのは自分ですよね。

人に任せると、どうしても仕上がりのクオリティ……メールの書き方、ニュアンスなどが気に入らないとか、そういうことはなかったですか?

中山:もちろんありましたね。

大坪:へー、そこはどうやって解決するんですか?

中山:2つ方法があると思うんですけど。ひとつは、「社長はスーパーセールスマンであって、人が真似することは不可能である」と割り切る。

社長はスタッフの10倍すごいから、スタッフは社長にはなれない。

なので、「スタッフから見たら最高のクオリティ」というところを標準点、合格ラインにしようっていう考え方ですね。

大坪:なるほど。

中山:2つ目はやっぱり究極はスタッフも社長のクオリティを目指した方がいいという考えで、これはちょっと上のステージになるんですけど、人事評価制度というものを作って、各スタッフがどこまでできたら上に昇格できるかっていう仕組みも今別途作っています。

大坪:ああ、役職、時給とか月給とリンクさせていくわけですね?

中山:そうですね。たとえば一般社員よりはマネージャーのほうが「より社長に近い文章を書ける」っていう基準を満たす必要がある。

大坪:社長の仕事ぶりがひとつの基準点か。でも今の話は、最初から100点満点の100点を目指さない、っていうこと、100点は取れないことを受け入れると?

中山:そうですね。なので、一時期はお客さんから、「最近社長が対応してくれなくなった」とか言われたり、あとは「質が落ちた」ということもあるわけですけど……

でもこれって、企業として、次のステージにいく時には必ず通らなきゃいけない道だと思います。

いつまでも〝個人商店〟ではいられないタイミングってものがあるのかなと。

大坪:本当にそうですよね。たとえば飛行機のチケットを取るにしても、航空会社の社長から「確かに承りました」みたいなメールは来ませんよね(笑)。

中山:そうですね(笑)

大坪:そういうのも言われてみれば当たり前の話なんだけど、でもこれは、個人事業主を長くやっていると、なかなか……頭ではわかっていても、越えにくいハードルではありますよね。

「中山匡 頑張るフリー営業マンは注目! 『在宅秘書』の仕組みを作ろう!⑨」に続く↓

保険営業の世界に入り、さまざまな壁に直面しているビギナー層に特化したプログラム→「これが月収1万倍を実現させた習慣!保険営業1年目の教科書」はこちら↓

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?