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#5 すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術 |倉下 忠憲

私が愛聴しているPodcast『ブックカタリスト』の中の人の著書です。
ノート術だけでなく、ノートをとる行為そのものについても、わかりやすく言語化されており、頭がすっきりしました。
本書をふまえて、ノートをとる意義について整理してみます。

外部化する

私たちの脳では、何かが浮かんでは消えるというサイクルが、無意識のうちに繰り返されています。思いの外同じような内容で、思考するまでに至らないことも多いようです。このことに意識を向けて、内容を書き出すことで、脳のメモリを開放し、後で思考することができます。
また些細な感情やもやもやしたことが溜まってくると、頭の中だけでは収集がつかなくなることがあります。そのさいも、書き出すことで客観的に自分の感情に向き合うことができ、いったん冷静になれます。

思考する

「思考する」はシステム1の「思う」と、システム2の「考える」から成り立っています。私たちは普段これらを併用していますが、記録することでシステム2を強化し、意志力や理性を高めることができます。

保存する

私たちの脳には、コンピューターのような自動バックアップ機能がありません。昔の記憶など当てにならないし、目標や計画もすぐに忘れてしまいます。この頼りない脳を補完するには、日常を記録することが有効です。また他人に説明するように記録したことは、後から自分で読んでも想起しやすくなります。

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以上、ノートをとる意義を3つにわけて整理してみました。
巻末にはおすすめ本が紹介されていたので、ここを掘っていくことにしました。
ではでは。


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