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#20 いずれくる死にそなえない|名郷 直樹

EBMの第一人者、名郷先生の近著です。
高齢者医療が抱える矛盾や死を避ける社会について考察されています。
死亡率100%という当たり前の事実を前にして、他人の死に対する恐怖から、死をなるべく遠ざけようとする社会。
誰しもが老いて、やがて寝たきりになるなかで、「死にがい」をもって、安楽な介護が提供されることの難しさ。
自分が提供する医療の意味を、一歩立ち止まって考えるきっかけになりました。
前のめりになりがちな医療者こそ読んでおきたい一冊です。


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