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#29 越境学習入門|石山 恒貴・伊達 洋駆
前々回は学習に関する本を紹介しました。
越境学習とは
学習というといわゆる経験学習が思い浮かびますが、今回は越境学習について。
越境学習とは組織の内外を往還しながら学習すること。
経験学習が熟達としての縦の深堀りなのに対し、越境学習は熟達を一旦停止して視野を広げて横に展開していくことだと本書はいいます。
越境学習者のなかで起こっていること
越境学習者は越境先(アウェイ)で違和感や葛藤が生まれると新たな自分の側面に気づく。
ホームに戻ってくると、あたかもアウェイにいるかように今までの風景が変わって見える。
そこで発露する二度目の葛藤が組織を変える原動力になる。
この流れが、本書の副題でもある「組織を強くする冒険人材」を生むのでしょう。
4つのワーク
そして越境学習はなにも仕事(有給ワーク)に限った話ではないようです。
家事や育児、介護などの家庭ワーク。
サークルやリカレント教育などの学習・趣味ワーク。
ボランティアや地域活動などのギフト・地域ワーク。
これら異なるワークを越境することも越境学習なのだと学びました。
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とてもタイムリーな本でした。
学習理論や組織開発について興味がある方はおもしろく読めると思います。
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