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#102 エビデンスをめぐる往復書簡|青島 周ー・名郷 直樹

前回の読書会で、往復書簡形式の本は初めて読んだ、という声があって、確かにと思いつつ、自分の読書ノートで検索かけたらヒットした。
2022/7/22の記録だ。

『急に具合が悪くなる』にインスパイアされて書かれた本だった気がする。
「非日常、必然、因果、依存から、日常、偶然、現象、出会いへ」がテーマになっていたようだ。

無数の出来事の連鎖の中から一つの現在が選び出されるその仕方は、偶然というよりは運命に近いなにかと言っていいかもしれない。

世の中はこじつけにあふれている。ナラティブやエビデンスもこじつけ性と人との関係性によって関心が向けられたりそうでなかったりする。

事実と解釈には論理的なつながりはない。これが誤配によって接続されることで僕たちの日常は成り立っている。

本書は『急に具合が悪くなる』の副読本だ。
ケアとかナラティブとか言葉とかをテーマに選書を続けねば。

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