#68 外来診療によく効くBATHE法|生坂 政臣
珍しくよい訳本の医書に出会いました。
「BATHE」は以下の頭文字をとったもので、患者中心の医療面接を実施する上で有用なフレームです。
Background 「最近の生活はどうですか?」
Affect 「どう感じていますか?」
Trouble 「最も困っていることはなんですか?」
Handling 「どのように対処しましたか?」
Empathy 「それは大変でしたね」
Troubleに関する質問で患者に立ち止まって考えさせることがミソのようです。
このフレームを駆使できれば医療面接自体が治療的になるのだと思います。
さて本書の原題は、『The Fifteen Minute Hour: Efficient and Effective Patient-Centered Consultation Skills, Sixth Edition 』です。
「The Fifteen Minute Hour」もかけられない外来だからこそ、「BATHE」を意識した面接で結果的に時短につながり、お互いの満足度も上がる。これが理想です。
納得の「Sixth Edition」。
以上、安定のメディカル・サイエンス・インターナショナルからでした。
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