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#39 弱いつながり|東 浩紀
批評家で哲学者の東浩紀さんの著書です。
前回、前々回と哲学者つながりですが、本書は非常に読みやすかったです。
ひとつの場所にとどまって、今ある人間関係を大切にして、コミュニティを深めて成功しようとするのが村人タイプ。
ひとつの場所にとどまらず、環境を切り替えて、広い世界を見て成功しようとするのが旅人タイプ。
村人であることを忘れずに、自分の世界を拡げるノイズとしての旅を利用するのが観光客タイプ。
本書ではこの「観光客」になることが推奨されています。
観光客として旅をすることで、新たな欲望に出会い、新たな検索ワードを手に入れ、言葉の環境を更新しようといいます。
これは越境学習にも通じる話のように感じました。
ずっと村人でいるのが楽だったりもするので、意識的に観光したいものです。
ところで、いつになったら安心して海外旅行に行けるのでしょうか。
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