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大泉洋が初めて・・・映画「騙し絵の牙」感想 2021年3月30日

 おはようございます。自称「観た女」神垣です。

 大泉洋を初めてカッコいいと思いました・・・

 公開直後の映画「騙し絵の牙」を観ました。

 この映画の原作は、塩田武士の同名の小説で
 俳優・大泉洋を主人公に“あてがき”して書かれた作品。

 塩田さんのそういう小説の書き方に興味があり
 映画化を心待ちにしていました。

 出版界、文壇、書店にかかわる人々を描いているこの作品
 ムダに思い入れ過多なわたしは
 人が笑わないシーンで笑い
 人が泣かないシーンで涙する
 浮いた観客でしたが、堪能しました。

 映画を観るまで知らなかったのですが
 監督は、吉田大八監督。
 この監督の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が好きだったので
 映画を観終えて得心。

 好きな映画というのは
 端々に小技が効いています。
「騙し絵の牙」では
 エンドロールが縦書きなんです。

 スクリーンに映し出される
 縦書きの文字を見て、改めて
「縦書きっていいなぁ。美しいなぁ」と思ってしまいました。

 映画『騙し絵の牙』公式サイト

 原作は単行本を買っているのですが
 すでに文庫が出ています。
 でも、大泉ファンは単行本を買った方がいいかも。
 章の扉が大泉洋のサービスショットになっているので。

 大泉洋ってバラエティでも達者な話術の人
 というイメージででしたが
 俳優としてもしっかり幅を広げてるなぁ、と感じました。

 ファンではないけれど、この映画で
 初めてカッコイイと思いました。
 個人的には、國村隼の方が好きだけど(この映画ではロン毛!)。

 騙し絵の牙

画像1

(2021年3月30日 VOL.3758配信 メールマガジン あとがきより)

▼追記 20210722
すでにDVDBlu-rayが出ています。

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