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今こそ、桐島洋子! 2022年6月24日

おはようございます。
自称「考えさせられた女」神垣です。

こんな形で家族の記録を残せたら・・・

予約購入していた本が昨日、届き、
ひと晩で一気読みしてしまいました。
その本とは……

「ペガサスの記憶」

桐島洋子とのその3人の子ども
かれん、ノエル、ローランドによる共著です。

本書の帯に林真理子が
「この伝記を読めば、なぜ私たちが桐島さんに
    あれほど熱狂したかわかる」
とコメントを寄せています。

まさしく、20代前半に
桐島洋子に熱狂していたわたし。

著書を通じて
彼女の生き方に憧れ、勇気とパワーをもらってきました。
むさぼり読んだ文庫本は一通り私の書棚に今もあります。

そして、熱狂の果てに
桐島洋子の長女、
自分と同世代の桐島かれんへと憧れは移行し

50歳になったら、わたしは
桐島かれんのような人に
自動的になれるもんだという
幻想&妄想に取り憑かれていたのでした。

リアルに50歳の誕生日を迎えたとき
鏡の前には憧れの桐島かれんどころか
なんかちょっと勘違いしたおばさんが映っていて、
「あれ? こんなはずでは……」
と愕然としたことは言うまでもありません。

そんな間抜けなわたしのことは置いといて
本書は、桐島洋子が自らの人生を途中まで記し、
後半は彼女の3人の子どもたちがそれぞれの立場から、
母・桐島洋子を語る構成となっています。

桐島さんはシングルマザーとして3人の子どもを育て上げた後
48歳のとき、一度、結婚をしています。

本書の3人の子どもたちのパートでは
20年に及んだ桐島さん夫婦のことにも言及しており、
ファンとして初めて知る事実も。

本書を読み終えて
家族の形にお手本もロールモデルもない
と改めて思いました。

家族の数だけ、家族の形もある。
だから、自分の家族の形をつくっていけばいい
ということ。

どんなに華々しいキャリアや功績があっても
人生にも、人にも
光が当たる部分とそうでない部分は
必ずあります。

光が当たる部分だけ、
当たらない部分だけを見て
人を判断するのは、あまりにも窮屈で不寛容

と思うわたしは
本書を読み終え、立体的に
桐島洋子という女性を知ることができました。

でも、桐島洋子ファンではない人にも
面白く読める内容だと思うので
興味があれば、ぜひ。

桐島 洋子・桐島 かれん・桐島ノエル・桐島 ローランド 著「ペガサスの記憶」

2022年6月24日 VOL.4052配信 メールマガジン あとがきより)


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